映画「断絶」の世界観【1】お互いのクルマをかけた長距離レース。アメリカンムービーらしいハイスピードバトル?|ポンティアック GTO ジャッジ【1】

70年モデルから固定式4灯ヘッドライトに変更。それ以前はグリル内の格納式ヘッドライトで、今振り返れば、それも当時のアメリカ車らしいアイコンだった

       
【ポンティアック GTO ジャッジ Vol.1】

「TWO‐LANE BLACK‐TOP」という映画をご存じだろうか。邦題は「断絶」。1971年に公開されたアメリカ映画だ。

55年式シェビーを駆ってストリートレースで金を稼ぎ、旅を続けるドライバー(ジェームズ・テイラー)とメカニック(デニス・ウィルソン)は、途中でガール(ローリー・バード)を拾う。

そして、あるガソリンスタンドでポンティアックに乗る男(ウォーレン・オーツ)と巡り会い、お互いのクルマを賭けてワシントンD.C.までの長距離レースに挑むこととなる。

これが断絶のストーリーだ。だが、言葉と実際の映像は大きく異なったものだった。

【画像18枚】往年のアメ車好きは見るべき! 「断絶」に登場するポンティアックGTO。突き出た垂直のノーズが特徴で、これは「エンデューラ」バンパーと呼ばれるGTOのアイコン。史上初のボディ同色バンパーでもあり、低速であればバンパーが変形することなく衝撃を吸収する設計


>>小振りなリアスポイラーは純正オリジナル。リアスポイラーは69年式のジャッジでGTO史上初めて標準装着され、70年式でも引き続き導入された。


>>クオーターウインドーもフルオープンできるハードトップスタイル。これはエンデューラバンパーとともにオーナーのお気に入りポイントのひとつで、じつにスタイリッシュだ。

すべての画像を見る

【2】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

ポンティアック GTO ジャッジ(全5記事)

TEXT : Rino Creative/リノクリエイティブ PHOTO : SATOSHI KAMIMURA/神村 聖

RECOMMENDED

RELATED

RANKING