西部警察マシンRS-2仕様、その後【2】「本当に欲しかったら見に来るよね」DR30を再び手にするまで|日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボ RS

本物のプラグコードはアクセル製の黄色のもので、それも所有しているが、今回は車両を動かすこともあってブルーの永井電子機器のものを装着。「ウルトラ製の方がエンジンの調子がいいんです」とオーナー

【日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボ RS vol.2】
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西部警察に登場する「マシンRS-2」仕様に仕上げられたDR30スカイライン。

この個体はもともと滋賀県のショップ「ピットハウス」のデモカーとして仕上げられたものだった。それを見たオーナーは居ても立ってもいられず電話。
1時間以上も代表の國領さんに思いの丈をぶつけ、購入の意思を伝えた。しかし、國領さんの返事は「まずはお店に来てよ」とひと言。
島根から滋賀までは気軽に行ける距離ではない。
しかも時季は2月で、山陰地方は雪路面の凍結が当たり前。だが、週末を利用してオーナーは滋賀に向かったのだった。

オーナーを出迎えた國領さんは、「本当に欲しかったら見に来るよね。電話だけなんて考えられない。車両を見に来ること、車庫があること、家族が賛成すること、この3つが条件」だとオーナーに伝えた。

これは、手をかけて販売した大事なクルマがサビでボロボロになっていたという過去の苦い経験から、國領さんが提示した最低条件。この3つをクリアしたオーナーは改めて気持ちをぶつけ、帰り際に「あなたになら売ってもいいよ」と國領さんから最大級の賛辞をもらった。

そして、本物のマシンRS-2を作り上げることを宣言したのだった。ここまでが以前の記事でお伝えした内容。そして今回は、それから約2年半の歳月を費やして完成させた、念願のマシンRS-2ストーリーをお届けする。

>> 【画像28枚】 グリル内に赤色LEDのフラッシュライトを配置。「まだ配線ができてないので点灯できませんが……」とオーナー。これも近々完成・稼動する予定。マシンRS-2の象徴でもある弧を描くアンテナも再現。もちろん既製品はなく、基台もアンテナもワンオフ作製。アンテナ先端はルーフ部分に引っ掛けて留めているため、伸ばすことも可能

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>> エンジンルーム内の仕上がりは、西部警察仕様としてだけでなくDR30のレストア車徒してもハイレベルだ。

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初出: ハチマルヒーロー 2018年 1月号 vol.45
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボ RS(全4記事)
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TEXT : Rino Creative/リノクリエイティブ PHOTO : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

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