JCCA 筑波ミーティング サマー2024/7月7日 七夕の日 クラシックカーには辛い酷暑の中で開催!

TS CUPの決勝レースのスタートで、ポールポジションの石塚裕次選手をかわしてホールショットを奪ったのは、2番手から絶妙なスタートを切った佐藤晃一選手。ヘアピンでも石塚選手を抑え込んだ

       
7月7日、七夕の日。筑波サーキットで、恒例の「JCCA筑波ミーティング サマー」が開催された。梅雨の合間の晴天、というよりも酷暑となった1日で、最高気温は35度、路面温度も63度にまでなり、クラシックカーレースとしては、かなり厳しいコンディションとなった。

開催されたレースは、ヒストリックマスターレース、Sレース、FLレース、ヒストリックフォーミュラ、TSカップ、P+Sレース、Fレースの全7レース。これにスポーツランが1枠設けられている。例年、この時期は気温が高くなるか雨天になることが多く、レースへのエントリーをひかえるチームが多い。今年は暑さのせいもあって、ギャラリーの数も例年より少なく感じたが、熱中症対策でピットの屋根の下やクーラーが効いた観覧スペースに入っていた観客も多かったようだ。

【画像25枚】当時のレーシングカーであるGT-Rを復活させた参加車両や、各レースのリザルト。

午前8時から各カテゴリーの予選が始まり、10時35分からヒストリックマスターレースの決勝が開催され、最後がFレースの14時55分スタートというスケジュール。朝8時の時点で気温27度となっていて、じっとレースを観戦しているだけでも汗だくになる状況。

そんな中、ヘルメット、レーシングスーツ、グローブ、シューズまで装備して、クーラーもないクラシックカーでレースを戦うというのは、人間的にもかなりしんどいはず。中高年のドライバーが多いため、12周の決勝レースで体力、集中力が最後まで保つのかが心配でもある。
また、きっちりメンテナンスされているとはいえ、ベース車はクラシックカーばかりなので、トラブルも心配されていた。

そんな状況ではあったものの、各レースでは白熱したバトルが繰り広げられていた。しかも、JCCAヒストリックカーレースでは珍しく、1度もレースが中断する赤旗が出ることなく、スムーズに予選、決勝レースが進められた。
この暑さだから、当然、オイル漏れやトラブルでコースアウトする場面があると思っていたが、ついに一度も赤旗が振られることがなく、Fレースの決勝まで終了した。


>>ホンダS800をベースにした貴重なレーシングマシン、コリニオMk-1は荒井久さんがドライブ。
 

>>高野慶男さんがドライブするTE27カローラレビン。ワイパーの位置を中央に移動しているなど、当時のスタイル。
 

>>TSカップ 中団では、中島卓哉選手、田中昌明選手、長嶋重登選手による6位争いがヒートアップ。


>>TSカップで優勝し、ウイニングランで、右手を出して応援にこたえるレーシングフォージサニーの佐藤選手。
 
【すべての画像を見る】

各レースの詳細は、8月30日発売となる「ノスタルジックヒーローVOL.225」にてリポートするので、そちらをご覧ください。

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Text & photo:Nostalgic Hero/編集部 sponsor:JCCA/日本クラシックカー協会

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