神州丸 傑作パーツをまとうレトロウイング車

ウイングに刻んだ「生鮮冷凍食品」は白銀社が手腕をふるった秀作。最後尾にキャデラックテールを組み合わせたバスロケットも個性的だ。

       


神州丸は’70年代のみちのくスタイルをふんだんに取り入れた美麗車。名工で製作した大型パーツはもちろん、希少性の高い刻印入りのハードレーホーンを備えるなど、いぶし銀のレアパーツも積極採用している。 ウロコステンレスでこしらえた野口鈑金製のバスバンパーは、丸パイプや角フォグ、打ち出し模様などによるアレンジも秀逸。U.S.から取り寄せた北米仕様のヘッドライトとの相性も見事だ。また、キャブトップには、老舗のヤマダが手腕をふるったバイザーや、Rを多投した丸パイプ仕様のミラーステーなど、昭和×みちのく志向な個性派パーツを装着。ベージュボディとのマッチングも功を奏し、周囲にツウ好みな魅力をアピールする。

一方のボディ回りは、箱上にオーバル型のバスロケットを搭載するほか、ボトムセクションには、ウロコステンレス素材のサイドバンパーを装着。ウイングに刻んだ「鮮魚冷凍食品」の筆文字も見逃せないビューポイントだ。なお、リア下回りには、バンパーに収めた5発を含め、年季モノのジャパンテール×11発を配置。今後も、ハシゴやシートキャリアの装着を手始めに、スタイルを進化させていく予定だ。

【写真6点】いぶし銀のレアパーツを積極採用。

カミオン2013年9月号トップアートをもとに再構成

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