龍牙丸 巨大スケールの斬新パーツを満載した北国の車載クレーン車

サイドバンパーと一体化デザインでこしらえたリアバンパーは、段差を設けた中央スペースに丸テール×8発をセット。上方で光る10連筒出し丸テールも圧巻だ。

       


北海道在住のオーナーが駆る車載クレーン車の龍牙丸は、以前乗っていた昭和61年式キャンターに装着していた個性派パーツを全面的に加工流用。他車と一線を画す迫力満点のスタイルで、街道でも一目置かれている。

キャブ回りの目玉となるラッセル戻しバンパーは、全長1ⅿ50cmのビッグスケールを誇る跳ね上げ可動式。ボトムエッジに追加装着したロケット風の筒出しも、見逃せないビューポイントだ。また、電飾ボックス化を図ったミラーステーは、マーカーを収めたブレ留めとの相性も文句なし。天板に自作の筒出しステンレスを並べた平型2段バイザーや、ルーフ上に鎮座する特大キャブロケットも、見る者の驚嘆を誘うに十分だ。

一方の荷台回りは、電飾ボックス仕様のサイドバンパーと多面造形のバスフェンダーが大きな見どころ。随所にあしらった抜きデザインには、白や黄色のカラーパネルを組み合わせて華やかさ満点。また、筒出し仕様の10連を含む丸テール×18発が異彩を放つリアエンドは、石橋看板がこしらえた「般若と龍」の迫力のフィルムアートが目を引くリアアオリも一見の価値を有している。毎年、雪深い冬の季節はお休みするという龍牙丸。2013年の再始動は間もなくである。

【写真6点】見る者の驚嘆を誘うスタイル。

カミオン2013年5月号トップアートをもとに再構成

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