酔丸 レストア&ハンドメイドでこだわりのレトロスタイル

オーナーご自慢のリアセクションは、ウロコステンレスに名文句を組み合わせたケツブタと「つり目」で設置したチェリーテールが異彩を放つ。

       


虎鬼船団の会長に新たに就任したオーナーが駆る車載クレーン車の酔丸は、ハンドメイドを主体にした地道なアートを展開。年季の入った中古パーツの「サビ」「くすみ」を取り除くレストアに注力しながらも、個性的かつレトロ気分なスタイルを構築している。

古風な風情を漂わすストレートバンパーや平型バイザーを筆頭に、キャブ回りには、ウロコステンレス製の大型パーツが満載。中央をカットしたシートキャリアには、尾翼付きのロケットを搭載するなど、意外性に富んだビジュアルでも、見る者の視線をクギ付けにする。また、フェイス回りを彩るウイングマーク+弁当箱には、トリプルクロームメッキを施したSDグリルをコンビネーション。「馬鹿な男の自己満足」と刻んだ大型のフロントスクリーンも、見逃せないビューポイントだ。

一方、赤塗りを多投したボディ回りは、アオリに刻んだ欧文のすずき文字にも同色を採用。ウロコステンレス素材のケツブタに刻んだ名文句や、左右に単発で装着した「つり目」のチェリーテールも見どころだ。さらに、サイドバンパー用のパーツを加工流用したリアバンパーや、上向きに平置きしたウイングマークも必見ポイント。現在、サイドバンパーのリメイクに着手しているとのこと。

【写真6点】レストアとアートアップを両立。

カミオン2013年2月号トップアートをもとに再構成

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