烈風丸 自作パーツと白銀社のペイントでみちのくスタイルを好演出

リアビューはアオリ回りを席巻するウロコステンレス素材がキモ。赤塗りのリアバンパーと赤フチの泥除けが視線を奪う。

       


本格的にアート車に興味を持ち始めたのが30代に入ってからだったという。デュトロベースの愛車・烈風丸は、白銀社のペイントにそろえて、全身をみちのく×レトロスタイルでまとめたいぶし銀の秀作車だ。

ツートーンで塗り分けたキャブ回りには、濃紺に塗り上げたバスバンパーを筆頭に自作したみちのくルックなシートキャリア、名匠マルスが製作した平型バイザーなど、個性と見どころが目白押し。丸パイプに「S字型」の丸棒デザインをあしらったミラーステーも、みちのく流スタイルのツボを押さえた必見のハンドメイドパーツだ。

一方の荷台回りは、プロテク前面やアオリ、リアフェンダーにウロコステンレスを積極採用。「丸パイプ×鏡面」のサイドバンパーや4t用を加工装着したホイールスピナー、乗用車用テール×4発など、アンダーセクションにも多彩な個性を散りばめている。なお「七福神の宴」を描いたプロテク背面画は、白銀社らしい堅実な筆致&カラフルな色彩センスで、周囲に文句なしの存在感をアピールする。

「夢中になってパーツを作っているときが一番楽しいです!」。玄人はだしな敏腕ハンドメイダーは、今後も「好奇心」を武器に、愛車を進化させていく。

【写真7点】みちのく×レトロのいぶし銀仕様。

カミオン2013年1月号トップアートをもとに再構成

RECOMMENDED

RELATED