比叡丸 量感あふれるパーツが斬新かつ精悍

荷台周りにおける最大の見どころは、山口工芸が手腕を振るったリアペイントで、独創的な構図と紫基調の魅力的なカラーリングがひと際目を引く秀作。光り輝く額縁ステンレスや、リア下を彩る角テール×22発とのマッチングも申し分なし!

       


職業は普通のサラリーマンのオーナーが趣味で製作しているイベント仕様車。8年前にベース車を購入して以来、友人や知人の協力を仰ぎながら、コツコツとアートアップを図ってきた力作だ。 迫力満点のキャブパーツ群のなかでも、とくに目立つのが「できるだけ長くみせるために薄くしました」というラッセル戻しバンパー。両サイドに角型スリットをあしらうほか、天板左右にはしぼりパイプ仕様のフラッグポールを組み合わせて、周囲に精悍さと独創性をアピールしている。

また、友人がこしらえた4段ハチ巻きシートキャリアや、菱形棒チップをあしらった平型バイザー&ミラーステーなど、アッパーセクションにも、オリジナリティに富んだ鏡面パーツをバランスよくコンビネーション。また別の友人が製作したメインアンドンや蛍光灯と100個以上のLEDを内蔵した巨大バスマークなど、ディテールにもみごたえのあるパーツが目白押しとなっている。 なお「真実特急便」の意味を込めた「TRUE EXPRESS」の箱文字や、箱2面のエッジに流した青いマーカー、サイドバンパー上に配したオレンジのマーカーなど、サイドセクションにも個性的なアートを多数採用。積極的にイベントに参加することで、アートファンの目を十分に楽しませている。

【写真6点】趣味が高じて製作したモダン仕様。

カミオン2009年12月号トップアートをもとに再構成

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