天使の誘惑★No.Ⅱ 重厚パーツで完全武装を図り周囲に圧倒的な存在感を誇示!

リアビューの目玉は、3か所に分けて9発を装着した8角テール! ケツブタや小型リアバンパーに採用したバラ柄のエッチングステンレスも見応え十分だ。

       


神奈川県相模原市をメインエリアに、建設骨材の運搬を行っているダンプ屋の山崎商事。「迫力」と「華やかさ」と「高級感」を3大テーマに独自のアートを展開する気鋭のアートカンパニーのなかでも、このクルマは全身にオリジナリティを満載しつつ、ズバ抜けた存在感をアピールする秀作ダンプだ。

パールブラックのコーポレートカラーが重厚なキャブ周りには、上質の輝きを放つワンオフ鏡面パーツを多数装着。なかでも、実力ファクトリーのカスタムが手腕を振るった可動式の舟型バンパーは、工作精度に優れた美麗フォルムはもちろん、両サイドに流れる角型スリットや、前面上段に収めたシルビア用ヘッドライトなど、ディテールにも多彩な魅力を用意した秀作モノ。

また、キャブトップには十分な張り出しを誇る角おこしパイプ3本仕様のミラーステーと、前面に名文句アンドンを配した平型バイザーをバランスよくコンビネーション。そのほか、バイザー上に搭載した青いパトライトや、中央に星形デザインをあしらったふそうマーク、丸型ドアバイザーなど、小物パーツのラインナップも充実している。「有限会社山崎商事」の巨大アンドンを含めて、「黒地+赤文字」で独自色を打ち出す名文句アンドンのかずかずも、特筆に値するアートメニューだ。また、運転席側のドアに配した「愛」の切り文字も、名匠・河合工芸が手がけた逸品として見逃せない。大技と小技がともに冴えをみせる注目の1台だ。

【写真6点】無骨なイメージを払拭するエレガントルック。

カミオン2009年9月号トップアートをもとに再構成

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