軽自動車のルーツ的楽しみ方! 2ストエンジンで爆発的なパワーを授かった360たち|360SPEED/TWO STROKER

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【2ストエンジンで爆発的なパワーを授かった360たち】

コンパクトサイズで効率良くパワーを得られる2ストロークエンジン。限られたスペースのエンジンルームにすっぽりと収まり、パワーを絞り出す手法は、軽自動車の基本スタイルだった。甲高いエキゾーストサウンドを響かせながら、街中を走り抜ける姿を覚えている人も多いことだろう。今回はそんな元気だった2ストエンジン搭載車4台を集めてみた。今でも軽快に走り続けるその勇姿を堪能してほしい。


「若いころにあこがれたクルマに、オヤジになってやっと乗れた」自分にとってはそれがR-2

1970年式 スバル R-2 デラックス
一番大事なことは速いことか? それとも楽しむことか? そんな疑問に対する1つの回答を見つけた。
参加しているドラッグレースでは、いつもビリ。だが、オーナーの顔はいつも笑顔に満ちている。
そう、楽しむことこそ旧車チューンに一番大事なのだと、彼と彼の「スバルR-2」は教えてくれた!


「持論として旧車の塗装は純正色が一番だと思っています」

1974年式 マツダ ポーター バン デラックス
長年にわたってマツダ・ポーターを乗り継ぐ生粋のマニアが、生業で培った板金塗装の技術を生かしてポーターバンをモディファイ。思いついた発想を少しずつ具現化し、ついには自作のワイドホイールまで製作してしまった! あくまで街乗りの範疇を超えない通勤快速というが、卓越したセンスとオリジナリティーを見せつける。



1980年代のホットハッチがコンセプト、RE搭載を夢見るシャンテ

1973年式 マツダ シャンテ LX
シャンテ×ロータリーエンジン。1980年代のチューニングシーンを知る者にとって0-200m最強マシンといえばこのタッグだ。
このシャンテのオーナーも、そんなリトルモンスターの雄姿に強くあこがれた一人。今は、まだスタイリングのみ。
しかし、いずれはREを搭載し、頂点に立つことを夢見ている!




最高速度115km/hのパフォーマンス! 配電盤カラーの「異色」フェロー

1968年式 ダイハツ フェロー スーパーデラックス
フレンチクラシカルなスクエアなボディに、角形のヘッドランプ。ジェントルないでだちの初代フェローは、ノーマルで乗る愛好家が多いモデルだ。このクルマも基本はノーマル然。しかし実態は、エンジン、足まわり、内外装にもコダワリがある、普通じゃないカスタムフェロー。異色の360ccを、とくとご覧あれ!




>> 【画像16枚】小さなボディに収められた、パンチのある2ストロークエンジンなど





初出:ノスタルジックスピード vol.022 2019年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1970年式 スバル R-2 デラックス(全1記事)

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