「スモーキー永田」さんがチューニングベースに選んだ旧車とは!?|1977年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X【1】

RB30型ブロック+RB26型ヘッド! スモーキー永田によるドーピング完成!

       
【1/7】最高速の世界で名をはせるトップシークレットが、なんと旧車をチューニング! 「JAPAN-R」と名付けられた77年式のC210スカイラインは、東京オートサロンに出展されるや大きな話題となった。RB型エンジンスワップを実現したジャパンの製作秘話について、トップシークレットのBOSS「スモーキー永田」さんに聞いた。

【1976年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X Vol.1】

【画像27枚】前期モデルは丸形4灯式ヘッドライトを採用するジャパン。79年7月以降の後期モデルになると、6気筒モデルは角形ヘッドライトに変更される。
イタリア・ナルドでの最高速チャレンジなど、さまざまなステージで最高速記録に挑み、国内外に多くのファンを獲得しているトップシークレット。

最近ではR35日産GT-Rのパワートレインを、R32スカイラインGT-Rにそっくり移植したチューニングマシン「VR32GT-R」を製作したことでも話題となった。

そんなトップシークレットを率いるのが「スモーキー永田」の愛称で知られる永田和彦代表だ。トップシークレットのビジネスの根幹は、永田さんが純粋に乗りたいと思うチューニングカーを製作し、コンプリート車両として販売することだ。

近年はR35GT-Rを中心にしつつ、いわゆる第二世代GT-Rと呼ばれるR32からR34までのスカイラインGT-Rも多く手掛けてきた。

【2】に続く


>>前期モデルは丸形4灯式ヘッドライトを採用するジャパン。79年7月以降の後期モデルになると、6気筒モデルは角形ヘッドライトに変更される。フロントスポイラーは、微妙な凸ラインの汎用品を加工して装着。意外としっくりきているようだ。

主要諸元 SPECIFICATIONS
1977年式 スカイラインHT 2000 GT-E・X(HGC210)

■エクステリア:ホンダ純正シルバーオールペイント、フロントスポイラー、前後オーバーフェンダー、GT-Rエンブレム
■エンジン:RB30型ブロック+RB26型ヘッド、圧縮比10.2:1、N1用ピストン、IN264度/EX264度カム
■吸排気系:RB26型用スロットル、トップシークレット製ワンオフタコ足(6-2)/ワンオフマフラー
■ステ冷却系:ラジエーターリザーバータンク、オイルクーラー
■制御系:HKS製FコンVプロ
■駆動系:R32用71Cミッション
■サスペンション:(F)R35シェルケース加工 (R)トップシークレット製R32用サスペンション
■ブレーキ:(F)STARROAD製鍛造4ポットキャリパーキット
■タイヤ:プリヂストン ポテンザRE-01 (F)205/55R15 (R)225/50R15
■ホイール:GLOWSTARブラックカット グレークリアディスク/ブロンズアルマイトリム
(F)15×8J -3(Oディスク) (R)15×9J -15(Oディスク)
■インテリア:パーソナル製トップシークレットステアリング、ブリッド製ストリームスシート×2脚、A/Fメーター、トップシークレット製フロアマット/シフトノブ

>>全ての画像を見る>>

【2】へ続く
初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1977年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X(全7記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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