「けっこう珍しいでしょ?」オートサロンの会場に目玉として姿を表した「ジャパン」|1977年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X【2】

RB30型ブロックとRB26型ヘッドを組み合わせる。これぞ究極の純正流用! 高回転とハイトルクを両立

【2/7】最高速の世界で名をはせるトップシークレットが、なんと旧車をチューニング! 「JAPAN-R」と名付けられた77年式のC210スカイラインは、東京オートサロンに出展されるや大きな話題となった。RB型エンジンスワップを実現したジャパンの製作秘話について、トップシークレットのBOSS「スモーキー永田」さんに聞いた。

【1976年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X Vol.2】

【画像27枚】ノンブランドのオーバーフェンダーを取り付け、ホンダ純正色のシルバーでオールペイントされている。テールガーニッシュに取り付けられたGT-Rのエンブレムが隠れた性能をアピールする

だが、2020年の東京オートサロンの目玉として出展したのが、なんと「ジャパン」の愛称で知られるC210スカイラインだった。まずは、ジャパンをベースにエンジンスワップを実現した狙いについて永田さんに聞いてみた。

「当初はケンメリを作ろうと思ってベースを探してたんだけど、あまりに高くて手が出せなかったんだよね。で、ある時、スターロードの井上さんから程度のいいジャパンがあると聞いて、買うことにしたんだ。もちろんジャパンとケンメリじゃ違うんだけど、今振り返るとジャパンでよかったなと思ってるんだよね。だって、けっこう珍しいでしょ?(笑)」
【3】に続く


>>排気系も過去に製作したR32から移植。エキマニは当時ワンオフで作られた6-2集合だ。集合部にはO2センサーを取り付けている。

主要諸元 SPECIFICATIONS
1977年式 スカイラインHT 2000 GT-E・X(HGC210)

■エクステリア:ホンダ純正シルバーオールペイント、フロントスポイラー、前後オーバーフェンダー、GT-Rエンブレム
■エンジン:RB30型ブロック+RB26型ヘッド、圧縮比10.2:1、N1用ピストン、IN264度/EX264度カム
■吸排気系:RB26型用スロットル、トップシークレット製ワンオフタコ足(6-2)/ワンオフマフラー
■ステ冷却系:ラジエーターリザーバータンク、オイルクーラー
■制御系:HKS製FコンVプロ
■駆動系:R32用71Cミッション
■サスペンション:(F)R35シェルケース加工 (R)トップシークレット製R32用サスペンション
■ブレーキ:(F)STARROAD製鍛造4ポットキャリパーキット
■タイヤ:プリヂストン ポテンザRE-01 (F)205/55R15 (R)225/50R15
■ホイール:GLOWSTARブラックカット グレークリアディスク/ブロンズアルマイトリム
(F)15×8J -3(Oディスク) (R)15×9J -15(Oディスク)
■インテリア:パーソナル製トップシークレットステアリング、ブリッド製ストリームスシート×2脚、A/Fメーター、トップシークレット製フロアマット/シフトノブ

>>全ての画像を見る>>

【3】へ続く
初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1977年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X(全7記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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