4スロNAのカスタムDR30【1】「街乗りからサーキットま で、すべてで楽しめること」がコンセプト|日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボ インタークーラー RS-X

鉄仮面にイエローライトがキマる

       
【1984年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボ インタークーラー RS-X vol.1】

ハチマル車に限ったことではないが、クルマの楽しみ方は人それぞれ。
フルオリジナルを徹底的に維持するオーナーもいれば、当時の雰囲気でカスタムを楽しむ人もいる。
ここで紹介するのは、DR30に最新のパーツやトレンドを取り入れた、現代流ハチマルチューンドと言えるマシンだ。

【画像18枚】ベースはターボCだが、エンジンはNAスポーツインジェクション仕様。カメアリピストンで2018㏄までボアアップし、軽量ビッグバルブや強化バルブスプリングをセット。HKSのカムはIN/288°、EX/272°というプロフィールを持ち、ハイレスポンスを実現している

オーナーは、これまでに何台もR30を乗り継ぎ、現在も2台所有している。
それゆえR30オーナーの間ではちょっとした有名人で、過去に「ハチマルヒーロー」17号の表紙を飾ったガンメタ/ブラックの個体もオーナーの愛車だった。
そんな彼が「街乗りからサーキットまで、すべてで楽しめること」をコンセプトに作り上げたのが、このDR30だ。

まず目に付くのが、なんと言っても車高の低さ。
これを可能にしたのが、通常の車高調に油圧シリンダーを組み合わせたハイブリッドの足まわり。
スイッチ操作によって車高の上げ下げをすることが可能で、調整範囲は40〜50mm。普段は上げた状態で走っており、イベントなどで展示する際には完全に下げるという。

【2】に続く

ボディは純正の赤をベースに、少し濃く調合したオリジナルカラー。リアフェンダーのタイヤの被り具合を見れば、その低さが分かるはず。
>>ボディは純正の赤をベースに、少し濃く調合したオリジナルカラー。リアフェンダーのタイヤの被り具合を見れば、その低さが分かるはず。


φ50㎜の口径を持つ4連スロットルは、エンジンルームの存在感も抜群。
>>φ50㎜の口径を持つ4連スロットルは、エンジンルームの存在感も抜群。


エキマニはオールステン。4-2-1レイアウトで、見た目も美しい。
>>エキマニはオールステン。4-2-1レイアウトで、見た目も美しい。


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【2】へ続く



主要諸元 SPECIFICATIONS

1984年式 スカイライン ハードトップ 2000 ターボ インタークーラー RS-X(DR30)
※スペックはノーマルのもの
●全長×全幅×全高(㎜) 4620×1675×1360
●ホイールベース(㎜)  2615
●トレッド前/後(㎜) 1420/1410
●車両重量(㎏)  1245
●エンジン型式  FJ20ET型
●エンジン種類 直列4気筒DOHCターボ
●総排気量(cc) 1990
●ボア×ストローク(㎜) 89.0×80.0
●圧縮比 8.5:1
●最高出力(ps/rpm) 205/6400
●最大トルク(㎏-m/rpm) 25.0/4400
●変速比 1速3.321/2速1.902/3速1.308/
●4速1.000/5速0.838/後退3.382
●最終減速比 3.900
●ステアリング ボールナット
●サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
●ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
●タイヤ 205/60R15(前後とも)

初出:ハチマルヒーロー vol.045 2018年1月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

関連記事:スカイラインマニアックス

日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボ インタークーラー RS-X(全3記事)

TEXT : Rino Creative/リノクリエイティブ PHOTO : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

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