「DR」だけではないR30【4】エンジンや足回りを取り外し、純正色でオールペイントしリフレッシュ|1982年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボ GT-E・S【4】

スカイライン伝統の水平ゼロ指針メーター。デジタルメーターが登場していた時期だが、加減速などクルマの動きが針の動きで感じられるように、あえてアナログを採用

【3】から続く

【1982年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボ GT-E・S Vol.4】

【画像30枚】フルオリジナルのインパネ。この写真からも十分にコンディションの良さが伝わるだろう。3スポークステアリングはターボGT-EとターボGT-E・S専用の装備

ユーティリタスによって仕上げられたDR30スカイラインには、アルミホイールやデカールをはじめとする純正オプションが数多く残っている。
この点でも価値が高く、ベース車としてのコンディションも内容も申し分ない。

とはいえ、30年以上もの月日は、どんなに大切に扱っていた個体でも「疲れ」は隠せない。そこでボディはエンジンや足まわりなどをすべて取り外し、エンジンルーム内やタイヤハウス内まで純正色でオールペイント。

エンジンはオーバーホールされ、新品パーツを多用してキッチリ組み付け。ブレーキもオーバーホールされ、サスペンションには同店オリジナルの車高調をインストールしてリフレッシュ。室内も全クリーニング。これらにより、まるで新車時にタイムスリップしたかのような、美しいR30に仕上げられている。



>>ターボGT-E・Sはサポート性に優れたバケットタイプのシートを採用。赤内装も同グレードの特徴だ。


>>ターボGT-E・Sは5速MTのほか、ロックアップ機構付き3速のニッサンマチックを選択が可能。

1982年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボ GT-E・S(HR30)
主要諸元 Specifications

全長×全幅×全高(mm) 4595×1665×1360
ホイールベース(mm) 2615
トレッド前/後(mm) 1410/1400
車両重量(kg) 1160
エンジン型式 L20ET型
エンジン種類 直列6気筒SOHCターボ
総排気量(cc) 1998
ボア×ストローク(mm) 78.0×69.7
圧縮比 7.6:1
最高出力(ps/rpm) 145/5600
最大トルク(kg-m/rpm) 21.0/3200
変速比 1速3.592/2速2.246/3速1.415/
4速1.000/5速0.813/後退3.657
最終減速比 3.900
ステアリング リサーキュレーティングボール
サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ 195/70HR14(前後とも)
発売当時価格 196.2万円

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【5】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1982年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボ GT-E・S(全5記事)

TEXT : HIROMI TAKEDA/武田 公実 PHOTO : MASAMI SATO/佐藤正巳

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