保管場所があればクルマが増えていくのも当然というべきか|旧車と夢の詰まったガレージ【2】

スバル360の小ささを生かし、ガレージ内には合計4台のクルマが収まる。クルマの出身地も入手場所もバラエティに富んだ顔ぶれだ。

【旧車と夢の詰まったガレージ vol.2 】

2階には自分の趣味のグッズなどを揃え、友人を招いてクルマ談議に花を咲かせている。メンテナンスやちょっとした修理ぐらいなら自分でやってしまうため、ガレージでずっと過ごすこともあるそうで、そんなときには2階の寝室が活躍する。

もともとクルマは好きだったオーナーだが、かつては愛車のポルシェでサーキット走行やドイツでアウトバーンを走ることを楽しんでいたという。

しかしある時、ポルシェ仲間の1人から、逆輸入車のホンダS800を譲ってもらったことから、古いクルマの魅力にハマっていった。

ガレージを建てたときはポルシェのほかにパオとS800ぐらいしか保有していなかったが、保管場所があればクルマが増えていくのも当然というべきか、現在保有するクルマは、撮影した車両のほかにも、ポルシェ914、パオ、BMW328iと多い。ついにこのガレージと自宅ガレージからもあふれ出し、大阪市内にも保管場所を確保している。

【画像22枚】5台のクルマが並ぶガレージの間取り図。保管場所があれば、クルマが増えていくのは当然。ガレージを建ててから、クルマがどんどん増えていったそう


>>クルマ仲間が増えるきっかけのポルシェは、長年乗り継いできている。赤色好きのオーナーだけに、以前は赤い911カレラに乗っていたが、現在はボディが黒、内装が真紅の911ターボを所有。


>>アバルトがチューンしたA112型エンジンを搭載するコルサ仕様のフィアットアバルト。かつてはTCRマフラーを装着していたが、住宅地では排気音が大きすぎるために交換済。


>>車名がそのまま、前輪(アバン)駆動(トラクシオン)を意味するトラクシオン・アバン。設計された1934年としては非常に先進的だったFFを採用し、以降のシトロエン車の基礎を作った。




初出:ノスタルジックヒーロー 2019年 6月号 Vol.193

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


旧車と夢の詰まったガレージ(全2記事)


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【3】に続く

photo:Ryota--Raw Shimizu/清水良太郎 Illust: Masaki Takanashi/高梨真樹

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