ガレージハウスの人気デザインは? 形状、価格さまざま。これだけは最低欲しい設備もチェック!|ガレージハウス 基本の「き」【2】

住居とガレージがそれぞれ別の建物として独立したタイプ。広い敷地面積が必要となる一方で、よりオーナーの意思を反映させた空間やデザインを作りやすい。

旧車には詳しくてもガレージについての知識は少ないという人は意外に多い。そこでここではガレージについて知っておきたい情報を紹介。まずは基本を押さえよう。

【ガレージハウス 基本の「き」 vol.2】

ガレージハウスの価格はピンキリだが、費用を左右するのは建築構造とシャッタータイプ。壁素材などのインテリア面でコストを下げることはあるそうだが、床の素材と排気システムは事前によく考えた上で妥協しないで造ることが、後悔しない秘けつだ。

とくに旧車の場合、暖機運転などで排気ガスが屋内に充満してしまうと身体にも悪影響を与えてしまうので注意が必要。また、ガレージで作業をしたい人ならばパーツなどを洗うための流し場を設計に入れておくことも忘れないでもらいたい。

【画像13枚】旧車にとって、必須級と言っても過言ではないのがガレージ。最近はビルトインガレージのひとつの形態で、もともとは住居スペースだった部分を改築するなどして作られるリノベーションガレージも多い


ガレージハウスの人気デザインは?



モノトーン

ホワイトとブラックで統一しており、高級感あふれる印象が特徴。雑然となりがちなガレージの印象をさっぱりとしたモダンな雰囲気に仕上げられる。



インダストリアル

打ちっ放しのコンクリートやむき出しの金属など、無骨な雰囲気を醸し出すタイプ。使い込まれたクラシックカーと相性が良いので、旧車オーナーからも人気が高い。



ヴィンテージ

主に木造建築のガレージハウスに多く、レトロ感あふれるデザインが魅力。旧車にとってマイナスとなる湿気を吸い取ってくれるなど、実用的な効果もある。



これだけは最低欲しいガレージハウスの設備


>>限られたスペースのガレージでエンジンを動かすと、どうしても排気ガスがたまりやすくなる。とくに暖機運転を必要とする旧車の場合、事前に換気システムを徹底して考えておきたい。


>>リモコン式の電動シャッターは、防犯上や労力の面から人気が高い一方で費用が格段にアップ。配線費や電気代などもかかってしまうためランニングコストも高めだ。最近はシャッターの種類も多いため建築家とよく相談して最適なものを選びたい。


>>基本的な考えは住居と同じで、建築構造が費用を左右する。木造と鉄筋コンクリートでは数倍近く変わることも。


>>ガレージはクルマの出し入れだけでなく、オイル交換や塗装などを楽しむ作業場でもある。そのため床材は油と水に耐性のある素材を選ぶのが正解だ。



初出:ノスタルジックヒーロー 2019年 6月号 Vol.193

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


ガレージハウス 基本の「き」(全2記事)


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【1】から続く

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