長年のあこがれ「ハコスカGT-R」を手に入れたところから始まったガレージ造り|70〜80年代が詰まった夢のガレージ【1】

コーヒーと音楽とクルマとバイク 70〜80年代が詰まった夢のガレージ

       

【70〜80年代が詰まった夢のガレージ vol.1 】

革ジャンにスタジャン、コルベットとキャデラックを一躍有名にしたルート66の標識。そして流れる音楽はジャズや米国ポップス。

そんな60〜70年代の米国中心のポップカルチャーからマルボロカラーのNSRやキャメルカラーのホンダF1マシンが活躍した80〜90年代の日本までが混在し、まさにオーナーの生きた時代を凝縮させたかのような空間となっているのが、彼のハコスカGT-R専用に作られたガレージだ。

オーナーのガレージ造りは長年のあこがれであったハコスカGT-Rを15年前に手に入れたところから始まる。実は購入時から外装にサビが浮いていたため、思い切ってオールペイントを含めたレストアを行なったハコスカGT-R。しかし、美しく仕上げたことが逆に大きな問題となってしまう。

それはハコスカGT-Rの保管場所。自宅のカーポートではレストアしたクルマにふさわしくない。このクルマに最適な専用のガレージを造りたい。そう考えるようになってきた。

【画像22枚】米国のポップカルチャーから、ホンダのF1マシンが活躍した時代の日本までが混在するガレージ。ターンテーブルはミニカーのディスプレーに。20歳の頃に購入したオーディオとスピーカー。カセットデッキも現役で使用可能。ジャズのほか、シーナ・イーストン、カルチャー・クラブ、ガゼボ、大瀧詠一など80年代音楽が中心


>>当時から大事にしている革ジャン、スカジャン、フライトジャケットMA-1。他にもVANブランドなどがお気に入りだ。


>>フロントはオーバーフェンダーを新たに作ったため、純正のパーツはそのまま残してディスプレーとしている。


>>60〜70年代の米国ドラマで有名となったルート66の道路標識をはじめ、アメリカングラフィティな雰囲気を作るシャッター上の空間。



初出:ノスタルジックヒーロー 2019年 6月号 Vol.193
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


70〜80年代が詰まった夢のガレージ(全2記事)


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【2】に続く

photo: Isao Yatsui/谷井 功 Illust: Masaki Takanashi/高梨真樹

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