サファリ 4WD【4】サファリ4WDを手がけた男「宇角長七」と守る男「村山宗幸」|総力取材!! 西部警察車両

サファリ4WDを手がけた男と守る男。石原プロモーション 宇角長七さん(左)村山商事 村山宗幸さん(右)

【3】から続く

ハチマルヒーロー本誌では幾度となく大ヒットテレビドラマ「西部警察」を取り上げてきた。 その際に紹介してきたクルマたちは熱心なファンが作り上げたレプリカ車両だった。それら車両とオーナーの情熱には感服するものがあり、敬意を表してあまりある。今回は満を持してドラマで使用された本物の車両が登場。2016年当時、石原裕次郎記念館の全面協力で取材した車両の数々を細部までお見せしていく。なお、小樽 石原裕次郎記念館は2017年に閉館、石原裕次郎オンライン記念館がオープンしている。

【小樽石原裕次郎記念館所蔵車両完全収録 総力取材!! 西部警察車両  サファリ 4WD  Vol.4】

 今回の取材は、石原プロモーションと村山商事という2社の協力があって実現した。石原プロモーションの車両担当である宇角長七さんは、サファリ4WDはもちろん、スーパーZやRS軍団の製作にも携わり、特殊車両の詳細を知る人物。そして、サファリ4WDを完璧な状態で管理しているのが、村山商事の村山宗幸さん。同社は、コーティングやクリーニングなどのカーケアを主とするショップだ。

 サファリ4WDが現在も素晴らしい状態で保管されているのは、このお二人の尽力あってのこと。われわれ西部警察ファンは、改めて敬意を表したい。

>> 【画像30枚】左リアタイヤ前に配置されたマフラーなど。本来は車両後部にあるが、放水用の配管があるためサイド出しになったようだ




>> エンジンは直列6気筒3.3L OHVディーゼルのSD33型。ディーゼルならではの太いトルクで、2トンオーバーのサファリをグイグイ走らせる。





>> 当時は先進的なデザインだった、超高性能レーダーのアンテナと監視カメラ。このカメラは現在でも使用可能だ。





>> リアにそびえ立つ長いアンテナは、陸上自衛隊のジープ用。RS-2と同じように、ルーフのフックに引っ掛けて固定することもできる。




初出:ハチマルヒーロー 2016年 9月号 vol.37
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

サファリ 4WD (全4記事)

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【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) cooperation : ISHIHARA PROMOTION/石原プロモーション,MURAYAMA SHOUJI/村山商事

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