サファリ 4WD【2】大門団長が操作する強力な放水銃で倉庫の窓ガラスや壁を粉々に! さまざまな事件で活躍|総力取材!! 西部警察車両

フロントバンパー上の散水銃は手動で操作。さらに、放水口を回転させることで、水流を変えることも可能。ちなみにフォグランプは、劇中ではシビエ製だったが現在はIPF製

【1】から続く

ハチマルヒーロー本誌では幾度となく大ヒットテレビドラマ「西部警察」を取り上げてきた。 その際に紹介してきたクルマたちは熱心なファンが作り上げたレプリカ車両だった。それら車両とオーナーの情熱には感服するものがあり、敬意を表してあまりある。今回は満を持してドラマで使用された本物の車両が登場。2016年当時、石原裕次郎記念館の全面協力で取材した車両の数々を細部までお見せしていく。なお、小樽 石原裕次郎記念館は2017年に閉館、石原裕次郎オンライン記念館がオープンしている。

【小樽石原裕次郎記念館所蔵車両完全収録 総力取材!! 西部警察車両  サファリ 4WD  Vol.2】

 そんなサファリ4WDが初めて登場したのが、パートⅠ第111話。シリーズ中で唯一大門団長が発注した特殊車両で、マシンXに続く特別機動車輌の第2号として登場した。金塊強盗の犯人一味は、輸送車を襲撃しようとするも大門軍団に封じられて倉庫へ逃げ込む。そこへ軍団も到着するのだが、犯人たちはTNT火薬を盾にして籠城しており、銃火器攻撃ができない。そこでサファリの特殊装備が炸裂する。大門団長が操作する強力な放水銃で倉庫の窓ガラスや壁を粉々にし、犯人たちを検挙。主犯格3人は隙をついて逃げたが、給水タンク車をはずして身軽になったサファリ4WDが追走。大門団長はスライドルーフから立ち上がってM16ライフルで射撃し、見事に事件を解決したのだった。

 その後もさまざまな事件で活躍したサファリ4WDだったが、パートⅡではスーパーZやマシンRSが配備されたことで、登場回数も減ってしまう。しかし第10話では犯人たちを水圧で海に落としたり、第18話では時限爆弾と化した路面電車のなかを監視カメラで映して県警本部へ資料映像を送るといった重要な役割を果たしており、西部警察において欠かせない存在なのは間違いない。

>> 【画像30枚】チェーンとモーターで開閉するスライドルーフ上に、設置されたサーチライトとパトライトなど。最初に製作したものは、急ブレーキでルーフごと前に飛び出して破損したそうだ



>> 上部にある2門の放水銃。大門団長は後方のレバーを操作し、犯人たちを追い詰めていた。





>> 後部席から見上げると、じつに壮観。2門の放水銃が室内の骨組みに固定され、屈強なホースが接続されているのがよくわかる。






>> 運転席右側にはフォグランプなどのスイッチが設置されている。


【3】に続く


初出:ハチマルヒーロー 2016年 9月号 vol.37
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)



サファリ 4WD (全4記事)
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【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) cooperation : ISHIHARA PROMOTION/石原プロモーション,MURAYAMA SHOUJI/村山商事

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