MACHINE RS-1【1】西部警察パートⅡ 最強スーパーパトカー軍団の先頭を駆け抜ける司令塔|総力取材!! 西部警察車両

マシンXの後継車、マシンRSシリーズの司令塔マシンRS-1

       
ハチマルヒーロー本誌では幾度となく大ヒットテレビドラマ「西部警察」を取り上げてきた。 その際に紹介してきたクルマたちは熱心なファンが作り上げたレプリカ車両だった。それら車両とオーナーの情熱には感服するものがあり、敬意を表してあまりある。今回は満を持してドラマで使用された本物の車両が登場。2016年当時、石原裕次郎記念館の全面協力で取材した車両の数々を細部までお見せしていく。なお、小樽 石原裕次郎記念館は2017年に閉館、石原裕次郎オンライン記念館がオープンしている。

【小樽石原裕次郎記念館所蔵車両完全収録 総力取材!! 西部警察車両  MACHINE RS-1 Vol.1】

 1982年9月26日に放映された西部警察パートⅡの第15話「ニューフェイス! 西部機動軍団」でデビューを飾ったマシンRS。スカイライン・ジャパンをベースにしたマシンXの後継車として、DR30スカイラインがベースとなった。そして、パートⅢ第16話「大門軍団フォーメーション」で、ついに3台のマシンRSが出揃ったのだった。

 マシンRSシリーズでもっとも戦闘力が高く、犯人の追跡・撃退に特化したのがRS‐1だ。ベース車はDR30スカイラインの2ドアハードトップで、搭載エンジンはFJ20型ターボをチューン。最高出力が280psにまで高められ、最高速は250km/hを記録。16.3秒でその速度まで達するという、驚きのパフォーマンスを秘めていた。

 そして、搭載される特殊装備も強力で、その内容は兵器だ。ルーフには口径20mmマシンガンの二連装機銃が設置されており、これはマシンRSシリーズのなかで直接攻撃ができる唯一の武器。さらに、急加速装置のアフターバーナーもRS‐1を象徴する装備。初登場の放送回ではテスト走行が行われるシーンが描かれており、東京駅前をマフラーから炎を吐きながら加速していく姿が強烈な印象を与えた。

>> 【画像20枚】SKYLINEのロゴとともに、多数のスイッチが配置されたオーバーヘッドなど。登場回ではアフターバーナーをここのスイッチで操作していたが、第32/33話の宮城編では大型コンピューター内のスイッチを使用していた




ルーフ左側に現れる二連装機銃(20mm口径のマシンガン)。劇中では2回しか使われなかったそうだ。格納部が室内側に大きく張り出している。



【2】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2016年 9月号 vol.37
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

MACHINE RS-1(全2記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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