サファリ 4WD【3】劇中ではなかったグリル前部のパトランプ。リメイクされて進化を遂げたサファリ|総力取材!! 西部警察車両

角形オーバーフェンダーを装着して車幅は1800㎜に拡大。リアバンパー中央には、給水車を牽引するためのフックが装着される

【2】から続く

ハチマルヒーロー本誌では幾度となく大ヒットテレビドラマ「西部警察」を取り上げてきた。 その際に紹介してきたクルマたちは熱心なファンが作り上げたレプリカ車両だった。それら車両とオーナーの情熱には感服するものがあり、敬意を表してあまりある。今回は満を持してドラマで使用された本物の車両が登場。2016年当時、石原裕次郎記念館の全面協力で取材した車両の数々を細部までお見せしていく。なお、小樽 石原裕次郎記念館は2017年に閉館、石原裕次郎オンライン記念館がオープンしている。

【小樽石原裕次郎記念館所蔵車両完全収録 総力取材!! 西部警察車両  サファリ 4WD  Vol.3】

 ちなみに放水銃は攻撃するだけではなく、パートⅡ第11話では鳩村の服に燃え移った火を消化するシーンも。また、大門団長がスライドルーフから半身を出してショットガンやライフルを打ちまくるという場面も多く、放水以外でも大いに活躍していた。
 現在サファリ4WDは、東京・府中市の村山商事でメンテナンスおよび保管されている。そしてイベントなどで展示するために細部をリメイクしており、劇中ではなかったグリル前部のパトランプや、後部席のデジタル表示&LEDランプを装着している。30年の時を経て我々の眼の前に現れたサファリ4WDは、当時の状態を維持しつつ、さらなる進化を遂げていたのだ。

>> 【画像30枚】左右に回転するだけでなく、50~60cm上昇可能な後部席など。ただし作動時間が遅いため、渡哲也さんは待ちきれずに立ち上がってしまったそうだ



>> リアゲートは観音開き。後方から見ると、ボディに沿って給水用ホースが整然とレイアウトされているのがわかる。





>> モニター類や数々の計器があり、司令室といった表現がぴったりの後部席。ここから大門団長は指示を出していたのだ。





>> 後部席正面には、監視カメラのモニターやレーダースクリーンのほか、各種メーターやコントローラーがある。





>> インパネだけ見ると、ごく普通のサファリ。助手席側ダッシュボード上に設置されたアシストグリップはクロカン4WDならでは。



【4】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2016年 9月号 vol.37
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


サファリ 4WD (全4記事)

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【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) cooperation : ISHIHARA PROMOTION/石原プロモーション,MURAYAMA SHOUJI/村山商事

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