4ドアハコスカGT-R、鍛造ホイールTE37Vに履き替え、1分59秒03のベスト更新を狙う!|PGC10 最速への挑戦

ノーマルフェンダーにジャストサイズのTE37Vを探す

       
20年ほどかけて、オーナーがコツコツと仕上げてきたPGC10。ナローの4ドアGT-Rとしては、おそらく富士スピードウェイ最速と思われる自己ベストタイム、1分59秒03をマーク。さらにタイムアップを狙うべく、PGC10のポテンシャルに磨きをかける。まずは、圧倒的な軽さと性能を誇るレイズの鍛造ホイール、TE37Vでバネ下の軽量化に着手!

【PGC10 最速への挑戦|ホイールマッチング】

 レースや走行会などで、富士スピードウェイを走り込む旧車オーナーが目標とするのが、「2分切り」。これはなかなかのタイムで、ほかのサーキットで同等の参考タイムは、十勝は1分34秒、SUGOは1分37秒、筑波は1分4秒、鈴鹿は2分30秒、セントラルは1分30秒、岡山は1分47秒、オートポリスは2分11秒あたりになる。

 PGC10のオーナーの自己ベストは、「1分59秒03」。5年ほど前、本誌ノスタルジックスピード VOL.005の表紙撮影時のインタビューでは、「目標は2分4秒台」と語っていた。そこから確実にステップアップしてきたのだ。

 オーナーのPGC10のスペックを簡単に紹介すると、ボディはフロントフェンダー、ドア、トランクなどがFRP製で軽量化。6点式ロールケージを組み込むなどボディ補強を行なっている。エンジンは、アールファクトリーの2.6L仕様にソレックス50PHH、ドライサンプシステムを組み込んでいる。駆動系はOS技研のツインプレートクラッチ、ニスモ6速、R200LSD(ファイナル4.6)、足まわりはアラゴスタ車高調、ブレーキはAPレーシングの4ポットキャリパーなど、PGC10では、かなりハイレベルなチューニングが施されている。

 しかも、「4ドアRのボディはナローじゃないと」というこだわりで、オーバーフェンダーは未装着。そんなオーナーが戦闘力アップのプランとして考えたのが、ホイールの変更だ。


>> 【画像15枚】富士最速ナローPGC10の足回りなど


 現状はマグネシムホイールを履いていたが、旧車仲間がTE37Vに履き替えるのを見て決断。その理由を聞くと、
「試しに持たしてもらったら、メチャクチャ軽いんで、こりゃ替えるしかない」と判断したそうだ。レイズが誇る鍛造製法による軽さはウワサで聞いていたが、実物のTE37Vを持ってみて実感。満を持して装着することにした。

 そこで、ハコスカ4ドアのホイールマッチングの確認を行うことを提案。レイズの加藤照幸さんに協力を依頼し、テスト用のホイールをお借りした。

 マッチングテストに用意してもらったTE37Vは3本。フロント用としては、ノーマルフェンダーにジャストサイズの15×7J+18。リア用には、通常サイズの15×8.0J±0、それとちょっとワイドな8.5J−5の2サイズを送ってもらった。8.5Jはタイヤサイズによっては入りそうなサイズで、オーナーもぜひ試してみたいとのこと。実際にタイヤを組んで装着してみたので、その様子を見てみよう。

text : NOSTALGIC SPEED/編集部 photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/ 藤井元輔(サルーテ)

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