迫力のスタイルを実現する深リム仕様、往年の名作ホイールが今も手に入る|パーツセレクション|TOSCO

迫力のスタイルを実現する深リム仕様、往年の名作ホイールが復活を遂げた

       
クルマをカッコよく仕上げるうえで絶対に欠かせないのはホイール。
オシャレは足元からとはよくいったもので、印象は大きく変わってくる。
旧車には旧車専用のホイールが、やっぱり一番カッコいいのだ。

【 TOSCO 】

 見覚えがあるデザインと感じた読者も多いことだろう。その名は「トスコ」。TRDの前身であるトヨタスポーツコーナーが手掛けていたホイールだ。TE27レビン/トレノやKP61スターレット、B110/310サニーなどに好んで履かれたデザインだ。すでに絶版となっているが、ネットオークションなどに出品されると、かなりの高値を付けるのがお約束だった。

 「だった」と過去形なのは、ファンの熱い要望にこたえて復刻されたからだ。さまざまな旧車用の名作ホイールを手掛けるコーリン・プロジェクトが、当時のディティールを忠実に再現。ふたたび入手できるようになった。

 すり鉢状のディスクを採用したトスコのデザインは、いま見てもまったく古さを感じさせない。純粋にカッコいいと感じる若い年代のクルマ好きも多いことだろう。ディープなリム形状はワイド感を強調できることうけ合い。

「昔は13インチの設定でしたが、復刻モデルは14インチとしています。その理由は、13インチだと履けるタイヤがかなり限定されてしまうから。少しでも多くのひとに楽しんでもらいたいと、まずは8J±0、8Jマイナス18、9Jマイナス28の3サイズをラインナップしました」

 もちろん、ただの復刻モデルではなく進化もとげている。砂型技術のため昔のトスコは表面がザラザラしていて汚れが付きやすかった。しかも一度こびりつくと落とすのが困難。

 そこで復刻仕様では、表面をクリア仕上げとすることで、昔ながらの雰囲気を踏襲しつつ、汚れが付着しにくいように仕上げているという。


>>【画像6枚】 今はやりのコンケーブを先取りしたかのようなディープ感が映える1ピースモデルなど



ラウンドを強調する切削リム 切削リムが存在感を高める。ディスクの一部は穴を貫通したデザインを採用する。地肌感を出しつつもクリアコートで仕上げることで、使い勝手も高まった。現代の加工技術と材料により、品質も格段に向上している。JWL規格にも適合しており、安心して使用できる。





ディープ感が映える1ピースモデル 今はやりのコンケーブを先取りしたかのようなすり鉢状のフォルムは、その登場から長い歳月を経た今もまったく古さを感じさせない。文句ナシのカッコよさだ!

Line Up:トスコ
14×8.0J ±0
14×8.0J –18
14×9.0J –28

初出:ノスタルジックスピード vol.019 2019年2月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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text : DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔 photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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