エンドレスのブレーキと車高調+トレースによる専用チューンで戦闘力アップ!【5】OS TC24 Z最速の秘密に迫る!

ローターはロングスリットとEスリットのダブルシェービング効果でパッドを常に最適な状態に保つEスリットタイプだ。

       
「TC24-B1Zで旧車チューンドの頂点に立つ」。OS技研のクラシックカーレース参戦プロジェクトは2014年秋に始動した。それから4年半、「オカザキスピードTC24 Z」は念願の頂点に。予選タイムは昨年のコースレコードから2.6秒上回る1分53秒637をマーク。最高速度は289km/hに達した。優勝を絶対的な使命とした決勝も、序盤以降はペースダウンしての余裕の勝利。それにしても、他を圧倒するあの速さはどこからくるのか。ここでは最速の称号を手にしたOS TC24 Zの詳細を徹底解剖する!

【OS TC24 Z最速の秘密に迫る! Vol.5】

【4】から続く

2019年仕様では、ブレーキシステムをエンドレスが全面協力。レーシングモノブロックキャリパーをメインに、フロントは6ポットにφ360mmローター、リアは4ポットにφ330mmという超強力なブレーキとなった。なお、マスターシリンダーは独立タイプへのアップデートも検討中だ。




> エンドレスのモノブロックキャリパーは数千トンもの圧力をかけて鍛造成形されている。どんなに酷使してもキャリパーが開く心配はないレーシングスペックだ。フロントは6ポットを装着。


>> 【画像54枚】オーバーフェンダーは、フロント+8cm、リア+10cmのサイズ。トレッドが広がり、コーナリング時のスタビリティーが格段に高まったOS TC24 Zのボディや、 吸排気系などを変更したTC24‐B1など

text:DAISUKEISHIKAWA/石川大輔 photo:RYOTA-RAWSHIMIZU(FOXXBOOKS)/清水良太郎(フォックスブックス)

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