最高速度は289km/h! レース用TC24-B1Zも市販スペックと同じ!?【3】OS TC24 Z最速の秘密に迫る!

TC24-B1Z。キャブレターはソレックス50PHHからウエーバー50DCO1/SPに変更。吸入量の向上に合わせ、タコ足の太さをこれまでのφ48mmからφ50mmへと変更した

       
「TC24-B1Zで旧車チューンドの頂点に立つ」。OS技研のクラシックカーレース参戦プロジェクトは2014年秋に始動した。それから4年半、「オカザキスピードTC24 Z」は念願の頂点に。予選タイムは昨年のコースレコードから2.6秒上回る1分53秒637をマーク。最高速度は289km/hに達した。優勝を絶対的な使命とした決勝も、序盤以降はペースダウンしての余裕の勝利。それにしても、他を圧倒するあの速さはどこからくるのか。ここでは最速の称号を手にしたOS TC24 Zの詳細を徹底解剖する!

【OS TC24 Z最速の秘密に迫る! Vol.3】

【2】から続く

 レース用エンジンなので、TC24-B1Zも市販品とは全くの別モノかと思っていたが……。

 OS TC24 Zに搭載されたエンジンは、OS技研からコンプリートで販売されているものとほぼ同じ内容。レースのレギュレーションに適合させるためにL24型のブロック(P30)を使い、ピストンサイズがφ89mmではなくφ88mmとなる以外は、全く同じ仕様だ。ちなみに、耐久性はL28型用のブロックやφ89mmピストンを採用する通常仕様のほうが高い!?


>> 【画像54枚】タイヤ&ホイールにモダンな17インチを採用したOS TC24 Zのフォルムなど

text:DAISUKEISHIKAWA/石川大輔 photo:RYOTA-RAWSHIMIZU(FOXXBOOKS)/清水良太郎(フォックスブックス)

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