歴代唯一のリトラ【1】コンパクトからスポーツカーまでリトラ化したホンダの新機能満載中核車種| 1988年式 ホンダ アコード クーペ インポートエディション|我が青春のリトラクタブル

ヘッドライト開閉操作を連続で行うとウインク状態になることがある......らしい

       
我が青春のリトラクタブル

アメリカ生まれの左ハンドル、輸入スペシャリティークーペ

【 1988年式 ホンダ アコード クーペ インポートエディション Vol.1】

 リトラクタブルヘッドライト(以下リトラ)が隆盛を極めた1980年代。ホンダもその波に乗り、次々とリトラ車をリリースした。1982年にデビューした初代プレリュードを皮切りに、セミリトラクタブルを採用した1983年の2代目バラードとバラードスポーツCR‐X、1985年のクイントインテグラ、1987年の2代目プレリュード、1990年のNSXと、コンパクトからスポーツカーまでリトラ化。まさに80年代を象徴するようなバリエーションを誇っていた。

 そして、このCAアコードは3代目で、1985年6月にデビュー。アコードは1976年の初代で低公害エンジンのCVCCを搭載、1981年の2代目でクルーズコントロールや日本初のオートレベリング・サスペンションを採用するなど、先進的なモデルとしてホンダの中核車種へと成長。そして、CAアコードはFF車で世界で初めて4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションを採用したほか、新開発エンジンも投入している。

>>【画像20枚】ステアリングコラム右のスイッチで行うヘッドライトの開閉など。ここにはメーター照度コントロールとリアデフォッガーのスイッチも並ぶ




>> 歴代アコード唯一のリトラ。ヘッドライト開閉操作を連続で行うとウインク状態になることがある......らしい。





>> アメリカ製造の証でもある「アメリカン・イーグル」のゴールドエンブレムは、左右ドアピラーとステアリングに装着される。





>> LEDハイマウントストップランプ付きリアスポイラーはアコードクーペ専用装備。






>> ホイールをプレリュード用純正に変更している程度でほぼノーマルの個体。ボディは15年以上も前に全塗装。今もキレイな状態を保っている。


1988年式 ホンダ アコード クーペ インポートエディション(CA6)


SPECIFICATION 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4565×1695×1340
ホイールベース(mm) 2600
トレッド前/後(mm) 1480 / 1475
車両重量(kg) 1220
エンジン型式 A20A3型
エンジン種類 直列4気筒SOHC
総排気量(cc) 1955
ボア×ストローク(mm) 82.7×91.0
圧縮比 9.3:1
最高出力(ps / rpm) 120 / 5800
最大トルク(kg-m / rpm) 16.9 / 4000
変速比 1速 2.529 / 2速 1.481 / 3速 1.030 / 4速 0.700 / 後退 1.904
最終減速比 4.066
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション ダブルウイッシュボーン(前後とも)
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク / リーディングトレーリング
タイヤ 195 / 60R14(前後とも)
発売当時価格 260.0万円



【2】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2016年 1月号 vol.33
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1988年式 ホンダ アコード クーペ インポートエディション(全3記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MAKOTO INOUE/井上 誠

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