健太號 レトロな小物や演出で心安らぐ仕事場を創出する日野プロフィア

真っ赤なバレンタインの生地を使い、オールハンドメイドで仕上げられた室内。レトロな雰囲気を漂わせる小物や演出で、どこか懐かしい感じのする心休まる空間に仕上げられている。

       


プロフィア冷凍ウイングをシンプルな仕事車仕様にスッキリと仕上げた健太號。千葉県銚子港をベースに、鮮魚や冷凍魚、青果などを運ぶ。関東管内がメインだが、ときには東北方面まで足を伸ばすこともあるそうだ。現在はリアバンパーの変更など、さらにアートに磨きがかかっている。

ドアを開けるとパッと目に飛び込んでくるシャンデリアは、昭和40年代のバスに使われていたレアアイテム。白熱電球がもたらす独特の暖かな光が、室内を優しく照らし出す。

シャンデリアベースにはオーディオやフラットマーカーを使った室内灯をビルトインするなど、機能面もしっかり考えられている。

ほかにも、丸パイプを使ったセンターカーテンやサイドウインドーのレースのカーテン、水中花のシフトノブなど、’70年代を彷彿させるアート手法を細部にまで積極的に導入し、全体をレトロムードあふれる空間にコーディネートしている。

寝台部には大型スピーカーやテレビデオ、DVDなどを設置して、仮眠や荷待ちの時間を快適に過ごせる装備もばっちり。レトロな小物とも相まって、落ち着きのある快適な仕事場だ。

【写真2枚】真紅のバレンタイン生地に映える小粋なアートパーツたち。

2008年8月号男の城をもとに再構成

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