咲蘭vs明生丸 アスファルト合材を運ぶダンプで我流アートを謳歌する熱血コンビ!いすゞギガ×いすゞ810

競演、共演、協演、饗宴……。「アートが絆のすてきなライバル対決! ザ・ライバルバトル」コーナー。2008年2月号ではアートダンプが登場!!

       
共通点はダンプトラッカーとしての誇り!

2人とも10tダンプでアスファルト合材を運ぶアートトラッカー。「明生丸さんは細かいところまでキレイに仕上げられていて好感がもてます」と話せば、「はじめはあそこまで飾った咲蘭が同じ行政関係の仕事をしていることに驚きました(笑)。モダン志向とレトロ志向と方向性は違いますが、トータルバランスに優れた咲蘭さんのスタイルは純粋にカッコいいと思います」とのこと。

アスファルト合材を運ぶダンプは傷み(汚れ)やすいことから、美しさをキープし続けるだけでも苦労が多いという。しかしながら、「その厳しい状況のなかで飾ることに誇りを感じています!」「お互いにタフな仕事をバリバリこなしながら、周りから一目置かれるようなトラックを作っていこう!」とエールを送りあう。ふたりの熱血ダンプ乗りは、アートに対する思いもやはり熱血そのものなのだ。



シンプルさと美しさを高次元で融合した秀作車!

印象的な大型パーツ&ペイントを武器に、シンプルながらもインパクトの大きいスタイルを構築した咲蘭。

キャブ周りに一点豪華主義的に装着した舟型バンパーや、段間にマーカーやアンドンを組み合わせた丸パイプ基調のサイドバンパーなど、ボトムラインにみごたえのある大型パーツを配する一方、アッパーセクションにはホーンやなまずマーカー、青色回転灯などの小物系アイテムをバランスよく散りばめて、独創性を好演出している。

また、左右のアオリに堂々たる筆致で刻んだ「鮮土直送便」のほか、うゑだ工芸がモノトーン調で仕上げたプロテク前面の「鯉」や、タッチをガラリと変えつつプロテク背面に描いた「七福神」など、荷台周りにも、特筆に値するキラーアイテムが目白押し。現在は煙突マフラーを上げるなど、意欲的にスタイルを進化させているということだ。




ブルーのボディに映えるメタリックな装いが秀逸!

おもに地元の鳥取市内を走る明生丸は、鮮やかなパープルボディが印象的な810ベースの注目車だ。

フロントメッキバンパー(現在はラッセルもどしバンパーに変更されている)や、角おこしパイプ2本仕様のミラーステー、2段平型バイザーなどの大型パーツを装着したキャブ周りは、メッキで統一したフロントパネルとの相乗効果により、キャブ前面をメタリックに好演出。青のボディはもとより、赤塗りしたシャシーを含めた3者が織りなす美しいコントラストは、ご自慢のビューポイントだ。

また、十分に高さをもたせたプロテクトップの前面に「赤地+ミラー文字」のメインアンドンを装着するほか、キャブ前面にも同色のバスマークをアクセント的に配置。サイドバンパー、フェンダー、テールボックスの3点をウロコステンレスで統一するなど、エレガントさをプッシュした荷台のボトムセクションも、一見の価値アリだ。

【写真8点】レトロとモダンと趣の異なる2台の対比はユニークかつダイナミック!

カミオン2008年2月号ザライバルバトルをもとに再構成

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