誠翔丸 美麗なパーツ群とリアルなペイントでスーパーアートを体現した三菱ふそうファイター

ダイヤモンド型の筒出しに丸テールを埋め込み、テール回りにもオリジナリティを強調。バンパーテールの抜き加工も見逃せない。

       



トラックはまったくの趣味だと話すオーナーがベース車を探していたところ、知り合いの伝手を通じ三州丸として知られたこのクルマを手に入れた。現在は飾りもペイントもリニューアルされ、独自のセンスであふれている。

数あるアートポイントのなかでも、やはり一番の注目はペイント。アートカスタムタカミネが、わざわざ車庫まで出向き、4か月をかけた力作だ。もともと人物画に定評のあったペインターだけに、リアペイントは出色の出来映え。サイドの龍や鷹も含め、リアルなタッチがこれまでのペイントとは一線を画す作品といえる。

そして各部を飾るパーツ類は、筒出しや抜き加工を惜しげもなく投入。巨大なシートキャリア、筒出しをズラリと並べたバイザー、華麗な抜き加工が見事なミラーステーなど、個性と美しさあふれるパーツが並ぶ。さらに、鉄仮面でクルマのイメージを一新。奥目に見えるヘッドライトが、アグレッシブなイメージを強調している。

ほかにも、箱上の巨大ロケットやカラフルな3本仕様のキャブハシゴなど、見どころは枚挙にいとまがない。

【写真6点】九州のアート界に咲く1台大輪の花。

カミオン2014年12月号トップアートをもとに再構成

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