花梨奈丸 大型パーツ群とメッキアイテムで装う日野プロフィアの超ド級鉄屑トレーラ!

キャブ後方には赤塗りのヤグラを構築し、大きなパイプの煙突マフラーでダイナミックに装う。実車時の低速走行によるサウンドは格別で視線を誘う。

       



神奈川県に本拠を構えるGRACEは、スクラップを専門に運ぶ気鋭のアートカンパニー。東京・横浜の関東エリアを中心に活躍している。その旗艦となるトレーラを担当するのはトラック歴20年を誇るベテランだ。 相棒となる平成14年式のハイルーフ仕様のプロフィアは、V8/430PSのハイパワーのヘッドで、ヤグラを組んで直立させた大径の煙突マフラーが圧巻の迫力を演出する。

キャブトップはボリュームのある平型2段バイザーに、角おこしパイプの3Dミラーステーを組み合わせて存在感を主張。フロントはメッキパネルの縁だけを残す手法で贅を尽くし精悍なフェイスルックを披露する。

さらにボトムには3連のナマズマーカー&深掘りの丸フォグで彩った舟型バンパーにより、安定したフォルムを形成している。

「大粒のラメを吹いたペイントにもご注目ください」と小川さん。一見、黒に見えるキャブカラーだが、実は光の加減でパープルやグリーンにも見えるミスティックナイト・パール仕上げ。ラメと相まって多彩な表情を浮かべる。「今後はキャブロケットを載せてみたいです」と、さらなる高みを目指す。

【写真6点】強靭さが宿る精悍なデザイン。

カミオン2014年12月号トップアートをもとに再構成

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