ユーロスタイルトラックス 人気ドラマをモチーフにカンパニースタイルを貫く スカニアR450

どのカーカスタムのジャンルでもそうだが、流行というのは時を経るにつれて変わる。ここでは2018年のショーで最も美しいトラックに選ばれた車を紹介。

       
オランダで最も有名なアートカンパニーであるWeeda Transportの旗艦であるスカニアR450。そのたたずまいは美麗にして威風堂々。’18年のショー会場でひと際存在感を放っていた。

カンパニーカラーである赤で塗り上げたキャブには、トップに会社名を刻んだメインアンドンを別体で装着する。その両脇にはビバンダムの人形を装備している。ルーフには4本のホーンと回転灯を載せる。キャブボトムには2段構成のブルバーを備え、上段には丸型ランプを4連で装着。塗り分けたグリルに合わせて、黒のラインを入れて精悍さを好演出している。

さらにライト回りはベゼルを赤塗りするほかカバーを装着するなど、芸の細かいアレンジを見せる。写実的なエアブラシペイントはルーフサイド、ミラー、サイドバンパー、キャブバックにオランダのテレビドラマ「PENOZA」をモチーフにした作品を描き入れる。台車のリア観音扉に入った帆船のペイントも見応え十分の仕上がりだ。


↑ノックバーが内蔵されて広いキャンパス面を持つトレーラのリア観音扉には帆船を描く。帆船は北欧諸国やバイキングをルーツに持つ地域の人々に人気のモチーフでもある。

→【画像4枚】外装と内装の各所説明など

掲載:ユーロスタイル・トラックス 2020年2月1日発行(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)
文:編集部 写真:編集部

RECOMMENDED

RELATED