第28回 東京モーターショー1989 三菱＆マツダ編｜767BがAZ550が、RVRコンセプトが、そしてVR‐4がステージに！

Nosweb 編集部 2024/10/17

マツダAZ550　レーシングカーと同じアルミのフレームを採用し、その上に異なるデザインのボディを被せたショーカー。正式発売されたのはガルウイングドアのタイプＡだ

　　　　　　　

全ての画像を見る

バブル景気によって1988年の自動車販売は急上昇を続けている。日本の自動車メーカーの生産台数も右肩上がりで伸びていった。
この年、672万台あまりを生産し、軽自動車も175万台に迫っている。

年号が昭和から平成に変わった89年も勢いは止まらない。
物品税が撤廃されたこともあり、725万台を超える生産を記録したのだ。日本の自動車産業は、世界が驚くほどの伸びを見せている。

第三勢力と言われた三菱とマツダも元気だ。三菱はパリ・ダカールラリーで知名度を一気に高めたパジェロを筆頭に、RVが好調をキープした。また、87年に送り出したミラージュとギャランも、ターボとフルタイム4WDによって新境地を切り開いている。マツダも5チャンネル体制の確立に、真剣な取り組みを見せた。そして89年は新規のユーノス店にロードスターを送り込み、話題をさらっている。

第29回 東京モーターショー 1989　三菱&マツダ編

【画像10枚】1989年に開催された東京モーターショー。三菱とマツダのブースにの多くの人が集まっていた。

次ページ　>　持てる技術をあますところなく注ぎ込んだ三菱のコンセプトカー

TEXT ： HIDEAKI KATAOKA/片岡英明　PHOTO ： JAMA/一般社団法人 日本自動車工業会

タグ：

RECOMMENDED

RELATED

RANKING