ロータリーエンジン搭載車発売50周年を記念して2018年、マツダ767Bが駆け抜けた!

>> 767Bの走行実現に向けて、準備をしてきた皆さん。2年半前の英国グッドウッドでの車体の破損も見事に修復できて、再びサーキットに戻ってきた。その間の努力に敬意を表したい

       
【 第7回リバイバルモータースポーツ in 茂原ツインサーキット 】

「我が国におけるクラシックカーレースの原点回帰」を考えるリバイバル・モータースポーツクラブ。長年続けてきたサーキット走行イベントに、今回ロータリーエンジン保存会(REPS)が協力。合同開催というかたちで参加者を募り、冬晴れの好天のもと、茂原ツインサーキットでイベントが行われた。

 クラシックフォーミュラカー、輸入車、国産車の旧車をはじめ、幅広い年代のクルマが集い、一日楽しくサーキットを走ることが目的で、早朝から約40台がパドックを埋めた。

 例年のイベントと違ったのは、ロータリー車の走行枠が設けられたことで、REPSのメンバーを中心にしたFC3S、FD3S RX‐7、さらにファミリアロータリークーペのレーシングカーなどがコースを駆け抜けた。

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 そして今回の目玉として用意されたのが、マツダ767Bのデモンストレーション走行だった。ロータリーエンジン搭載車発売50周年を記念したコラボレーション企画で、参加者たちもエンジンの暖機運転の時から周囲に集まり、興味津々の様子。コースインしてからは、周回を重ねるごとに独特のエキゾーストサウンドが突き抜ける咆哮へと変化していき、終盤にはクォーンという本来のロータリーサウンドをたっぷり聞かせてくれた。

 クルマを取り巻く環境が世界的に大きく変化している中、ガソリンエンジン車のよさを実感できた一日だった。



>> 767Bの走行実現に向けて、準備をしてきた皆さん。2年半前の英国グッドウッドでの車体の破損も見事に修復できて、再びサーキットに戻ってきた。その間の努力に敬意を表したい。





>> 1周約1.3㎞のミニサーキットに、767Bの甲高いロータリーサウンドが響き渡った。参加者たちは身を乗り出してその走りに注目。



初出:ノスタルジックヒーロー 2018年2月号 Vol.185
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

第7回リバイバルモータースポーツ in 茂原ツインサーキット (全1記事)

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text & photo:AKIHIKO OUCHI/大内明彦

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