女子二人三脚のアルト【2】「えーもったいないよ。まだまだ乗れるのに!」の一言に、レストアを決意|ハチマル女子会 File.26

イマドキ女子が普段遣いしている雰囲気のあるインパネ。女子らしいファンシーなグッズと男らしいBLITZの追加メーターとヤンキーなステアリングカバーが混在する、味わい深いコクピットだ

       
【女子二人三脚のアルト 2 ハチマル女子会 File.26】

【1】から続く

 今回紹介するアルトワークスオーナーも、そんな女性の1人。

 彼女がこのアルトワークスを購入したのは免許を取得したばかりの10年前。当時どのクルマを買おうかと中古車雑誌を眺めていた際に、一目ぼれして購入したクルマだ。 特にいじるわけでもなく、長い年月乗り続けて来たが、もうそろそろ限界だろうと新車へ乗り換えるためにガレージいじりやへとクルマを持ち込んだ。もちろんこのアルトワークスは廃車にする予定だった。

 それを聞いた小林さんは「えーもったいないよ。まだまだ乗れるのに!」と意外な一言。 そんな言葉をかけてくれる人はいなかったため、オーナーは驚くとともに感動を覚え、それならばと長く乗り続けるためにレストアすることを決意。

 しかも、新車を購入するために用意したお金をすべてつぎ込んで、レストアどころか、フルレストアを敢行。ドンガラにして表から裏までオールペイント。もちろんエンジンはオーバーホールして、消耗品はすべて新品に交換。メッキやガーニッシュ、レンズ類はとことん磨いてキレイにして、新車以上の状態に。

 完全にアルトワークスにハマってしまったオーナーは、昔からのあこがれだったハヤシレーシングホイールを購入し、装着。意外な組み合わせながらシャープで特徴あるスタイルへと変化し、オリジナル度を高めることに成功している。 ツーリングに行く機会も増え、帰ってくるとボンネット裏までしっかり拭き上げるオーナー。11年目のアルトワークスは今までとちょっと違うのだ。

>> 【画像18枚】アルトワークス大好き女子ののオーナー。アルトワークスは、一度全部をバラバラにしてドンガラ状態にしてフルレストアした。その作業はトヨタ2000GTなどのフルレストアと同じ内容だ。ボディカラーはオリンパスホワイトにオールペイント。ウインドーにはブルーフィルムを貼っている。エンジンルーム内とメンバーの美しさは病的なレベル。ほぼノーマルのままだが、クスコのタワーバー、HKSのエアクリを装着。写真では分かりにくかったので掲載しなかったが、ボンネット裏はトンデモナイほどのキレイさ


【二人三脚】オーナーさんの1994年式 スズキ アルト ワークス Fリミテッド一度全部をバラバラにしてドンガラ状態にしてフルレストアしたアルトワークス。その作業はトヨタ2000GTなどのフルレストアと同じ内容だ。ボディカラーはオリンパスホワイトにオールペイント。ウインドーにはブルーフィルムを貼っている。


自慢のハヤシレーシングホイール。アルトワークスには珍しいがよく似合っている。
>> 自慢のハヤシレーシングホイール。アルトワークスには珍しいがよく似合っている。

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初出:ハチマルヒーロー vol.45 2018年 1月号 
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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TEXT : HACHIMARU HERO/ 編集部 PHOTO : REO NAKAMURA/中村レオ

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