第7回ロータリー魂ファイナル【7】ガラス屋根付き前期、5MT。そのセットアップの意味するところ

前期型FD3Sとオーナー(運転席側)とご友人

       
2024年7月7日(日)、千葉県の茂原ツインサーキットにて最終回となる「第7回ロータリー魂ファイナル」が開催された。その参加者のロータリー車を8回に渡って紹介していく。

第7回ロータリー魂ファイナル・オーナー車【7】

2型以降に用意されていたガラスサンルーフが装備されているのが、こちらの白いFD3S。
フロントは、2型から4型までの前期顔のバンパーに、長めのURASのフロントリップ。
リアへ回ると4型以降の丸めのコンビランプに、クリアなリアガラス、カーショップ・グロウのベタ付けのダックテールタイプのリアエンドスポイラー。
前後のバンパーから素直に考えると、4型のバザーストX、4ATのサンルーフ付き。

しかし、インテリアを除くと、そこにあるのはマニュアルのシフトノブ。

正解は1996年式の4型、ツーリングXのマニュアル載せ替え。

>>【画像12枚】ノーマルのフォルムを活かしながら低く流麗なフォルムを強くしなやかに描き出したセットアップ

FDの純正の形が好き、そして前期型が好きなオーナー。
そんなオーナーからFDが与えられたのは最小限のモディファイ。

純正の形はなるべく崩さず、ノーマルのフォルムを活かしながら、低められた車高。
過度にキャンバーを寝かすようなセットでもなく、日常普通に走れるなかで、FD3Sのカッコよいフォルムを突き詰めたようなバランスが取れたセットアップだ。

そしてフェンダー爪折りのみで履きこなすのはワークのマイスターS1 18インチ。
そのフェンダーはフロント9J+22、リア10J+30を飲み込む。
ホイールのディスクは、ブラックオプション、リムアレンジにブラックアルマイト、ピアスボルトはチタンコートという仕様。

純正+アルファでスタンス系のカタチを目指した、これぞFD3Sという雰囲気を持った1台だ。

TEXT : NORIO FURUKAWA/古川教夫(カチくる) PHOTO : KOICHI INABA/稲葉浩一

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