紫電改のハイパーソアラ【3】2.8Lのエンジンを搭載し、最先端のエレクトロニクス技術を用いて開発された新時代のマシン|1982年式 トヨタ ソアラ 2800GT エクストラ

ソアラを象徴するデジタルメーターは、82年から全グレード標準装備となった

【1982年式 トヨタ ソアラ 2800GT エクストラ Vol.3】

【画像19枚】クオーターサンシェードもソアラを代表する装備のひとつ。下位グレードを除いて標準装備され、最上級グレードの2800GTリミテッドはスエード調となる

初代ソアラは、まったく新しい2ドア・スペシャリティークーペとして1981年に華々しくデビュー。フラッシュサーフェス化されたエレガントかつ端正なスタイル、新開発の6気筒ツインカムエンジン、最先端のエレクトロニクス技術を用いた先進装備の数々……まさに80年代という新時代の幕開けにふさわしい1台だった。

搭載エンジンは2.8L DOHCの5M-G型と2L SOHCの1G型でスタート。その後、2L SOHCターボのM-T型を追加し、83年のマイナーチェンジ時に2L DOHCの1G-G型を投入。モデル末期の85年には5M-G型から3L DOHCの6M-G型へスイッチした。



>>フロント、リアともにサイドのギャザーが物語る厚みのあるクッションで、ふっくらとしたソファのような座り心地のシート。これは2800GTエクストラ専用。グリフォンの柄がデザインされたレースのハーフシートカバーは購入時から付いていたもので、破れやほつれがなく、白さも申し分ない。

1982年式 トヨタ ソアラ 2800GT エクストラ(MZ11)

全長×全幅×全高(mm) 4655×1695×1360
ホイールベース(mm) 2660
トレッド前/後(mm) 1440/1450
車両重量(kg) 1305
エンジン型式 5M-GEU型
エンジン種類 直列6気筒DOHC
総排気量(cc) 2759
ボア×ストローク(mm) 83.0×85.0
圧縮比 8.8:1
最高出力(ps/rpm) 170/5600
最大トルク(kg-m/rpm) 24.0/4400
変速比 1速2.452/2速1.452/3速1.000/
4速0.688/後退2.212
最終減速比 3.727
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 195/70HR14(前後とも)
発売当時価格 293.8万円

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【4】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1982年式 トヨタ ソアラ 2800GT エクストラ(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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