自由な発想で楽しむ旧車カスタム! オンリーワンの車両を目指して|1976年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X【1】

旧車の常識にとらわれない自由な発想で刷新 オンリーワンのカスタムで魅せるケンメリ

       
現役当時はさまざまなカスタムを楽しむ方も多いが、年数が経過し、旧車になるとオリジナル志向が強くなり、マーケットでも価値あるものと評価される。もちろん、純度の高さにこだわるのも一つの楽しみ方だが、一生の愛車として楽しみたいなら、他にはないオンリーワンな1台に仕上げるのもアリではないだろうか? そんな脱・定番を目指すオーナーの参考になる異文化交流のケンメリを紹介する!

【1976年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X Vol.1】

【画像27枚】ダッシュボードは純正リメイク(本革張り替え、助手席側にはダッツンバケットのエア抜きボタンをセット)で仕上げることにより、ケンメリのイメージを崩さないことがポイント

現在、海外を巻き込んで世界規模で価格高騰が著しい国産のクラシックスポーツカー。ハコスカやS30Zといった人気車種の相場は10年前と比べると3〜5倍まで跳ね上がり、安易に手を出せる代物ではなくなってしまった。

ただ、オールドタイマーの相場の上昇は、オーナー予備軍にとってはマイナス要素であるが、カスタムカーマーケットには呼び水となっている。「価格(価値)が下がらないなら、今持っている車両に手をかけて楽しもう」と考えるオーナーが増えているそうだ。

また、市場の成熟により、旧車の定番スタイルではなく、オンリーワンを求めて、自由な発想でカスタムを進める層も広がりを見せている。

【2】に続く


>>徹底した隠し技で地面丸見えL型で求めたシンプルの極み

主要諸元 SPECIFICATIONS
1976年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X(KGC111)

■エクステリア:ナルドグレー(アウディ)オールペイント、フロントスポイラー、EASTBALLオリジナルワンオフダックテール、ウインカー/サイドマーカー/リアコンビランプスモーク化、リアパネル半つやブラック塗装
■エンジン:L28型改3.1L仕様(N42ブロック&ヘッド)、ワイヤータック&シェプドベイ
■吸排気系:ソレックス44PHH、φ48mm等長タコアシ、φ50mmステンレスデュアルマフラー
■サスペンション:(F)GAB製改車高調(R)GAB製4段切り替え
■ブレーキ:(F)R32タイプM用キャリパー+スリットローター
■タイヤ:TOYOプロクセス(F)195/45R16 (R)215/45R16 ホワイトレターペイント
■ホイ—ル:シェブロンレーシングS1C(F)16×9J -28 (R)16×10J -41
■インテリア:ダッツンコンペステアリング(グリップ部張り替え)、レカロ製改スポーツシート(内部加工/表皮張り替え)、イエローカラー3点式シートベルト、日本精機Defi追加メーター(水温、油圧、油温)、ドアパネル&センターコンソール(Ipad、kicker、ドリンクホルダーインストール)、リアトレイワンオフ製作、ダッシュボード&内装張り替え、電動パワステ(ワゴンR)、メーターパネル半つやブラック塗装

>>全ての画像を見る>>

【2】へ続く
初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1976年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X(全9記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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