飽くなき好奇心で何事も「やってみる」。1人のユーザーと長く、1台でも多く理想に|1976年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X【3】

ノーマルの雰囲気をくずさぬ程度にパテで凹凸を整えてからスムージング。エンジン本体周辺は黒で統一。配線をホースで纏めてシンプルを追求。

現役当時はさまざまなカスタムを楽しむ方も多いが、年数が経過し、旧車になるとオリジナル志向が強くなり、マーケットでも価値あるものと評価される。もちろん、純度の高さにこだわるのも一つの楽しみ方だが、一生の愛車として楽しみたいなら、他にはないオンリーワンな1台に仕上げるのもアリではないだろうか? そんな脱・定番を目指すオーナーの参考になる異文化交流のケンメリを紹介する!

【1976年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X Vol.3】

【画像27枚】ラジエータータンクも半つやブラック塗装。ファンも厚みのないタイプをチョイスして2機装着。ヘッドカバーは黒の結晶塗装で仕上げている

「とにかく好奇心旺盛なのもありますが、何事も自分でやってみないと、他に任せる判断ができません。自分で作業するならば、費用は安くなり、理想に早く近づけることができますが、その筋のプロに任せた方が短期で、キレイに仕上がる場合あります。その見極めに時間をかけて検討しました」

1人のユーザーと長く携わり、1台でも多く理想に近づけたい。その思いで向き合うのがポリシーだそうだ。


>>各種ホースの固定はホースバンドを極力使用せず、さまざまな角度のベントチューブを多用し、取り回しを工夫しながらセット。MSDのプラグコードもたわみがないようにヘッドカバーに沿わせて固定。

【4】に続く

主要諸元 SPECIFICATIONS
1976年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X(KGC111)

■エクステリア:ナルドグレー(アウディ)オールペイント、フロントスポイラー、EASTBALLオリジナルワンオフダックテール、ウインカー/サイドマーカー/リアコンビランプスモーク化、リアパネル半つやブラック塗装
■エンジン:L28型改3.1L仕様(N42ブロック&ヘッド)、ワイヤータック&シェプドベイ
■吸排気系:ソレックス44PHH、φ48mm等長タコアシ、φ50mmステンレスデュアルマフラー
■サスペンション:(F)GAB製改車高調(R)GAB製4段切り替え
■ブレーキ:(F)R32タイプM用キャリパー+スリットローター
■タイヤ:TOYOプロクセス(F)195/45R16 (R)215/45R16 ホワイトレターペイント
■ホイ—ル:シェブロンレーシングS1C(F)16×9J -28 (R)16×10J -41
■インテリア:ダッツンコンペステアリング(グリップ部張り替え)、レカロ製改スポーツシート(内部加工/表皮張り替え)、イエローカラー3点式シートベルト、日本精機Defi追加メーター(水温、油圧、油温)、ドアパネル&センターコンソール(Ipad、kicker、ドリンクホルダーインストール)、リアトレイワンオフ製作、ダッシュボード&内装張り替え、電動パワステ(ワゴンR)、メーターパネル半つやブラック塗装

>>全ての画像を見る>>

【4】へ続く
初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1976年式 日産 スカイラインHT 2000 GT-E・X(全9記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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