友人の150プラドに乗ったことがきっかけでスタートしたSUV専門店巡り。今ではすっかりランクルマニアに|1996年式 トヨタ ランドクルーザーワゴン GX【5】

中期と後期で大きく異なる点が前後のバンパー。前・中期はメッキ加飾が付くが、後期はなし。コストカットの表れか。この個体は前・中期バンパーを装着

【1996年式 トヨタ ランドクルーザーワゴン GX vol.5】全ての画像を見る

「ランクル80を探し始めたときに、近所のユーティリタスさんに2台の在庫がありました。当初は中期のAT車が候補だったのですが先に売れてしまって。もう1台のこの個体を購入しました。結果的には希少な仕様に巡り合えて良かったですね」と語るのは20代という若さのオーナー。

そんなオーナーだが、もとはあまりランクル80が好きではなかったそうだ。「見た目が野暮ったい感じがして……」というのがその理由だが、友人の150プラドに乗ったことがきっかけで4WD車に興味を持ち、SUV専門店巡りがスタート。

年式や予算、個体のコンディションなどからランクル80が候補に挙がり、真剣に探し始めてこの個体と出合ったそうだ。そして今では、すっかりランクルマニアに。「この角度からのスタイルが好き。カッコいいなぁ」と愛車を眺め、「ここがこう違うんですよ」とマニアックなランクルネタを披露してくれた。
【画像20枚】なんと今回の撮影のために純正ホイールを購入&交換したそうだ


>>フロントシートはアラコのAARベーシックを装着。このシートが秀逸で、サイドのサポートがしっかりしているうえに、背もたれは腰のあたりで中折れ。ピッタリと身体にフィットして疲れ知らず。



エンジン載せ換えでまだまだ乗ります

ランクル80を入手してちょうど2年という。走行距離はすでに18万kmを越えているが、大きなトラブルはさほどなく、ランクルの丈夫さを実感しているという。その秘けつは可能なかぎり純正部品を使用すること。「メーカーが時間をかけて開発・製造した部品は丈夫で、長い目で見れば安全かつお得です」とオーナー。「20万kmを越えたらエンジンの載せ換えを検討中。ベースエンジンは入手済みです」と、長く付き合う意思を表明!


主要諸元 Specifications
ランドクルーザー ワゴン GX(FZJ80G)

全長×全幅×全高(mm) 4820×1830×1850
ホイールベース(mm) 2850
トレッド前/後(mm) 1535/1540
車両重量(kg) 2100
エンジン型式 1FZ-FE型
エンジン種類 直列6気筒DOHC
総排気量(cc) 4476
ボア×ストローク(mm) 100.0×95.0
圧縮比 9.0:1
最高出力(ps/rpm) 215/4600
最大トルク(kg-m/rpm) 38.0/3200
変速比 1速4.081/2速2.294/3速1.490/
4速1.000/5速0.881/後退4.313
最終減速比 3.727
ステアリング ボールナット
サスペンション前/後 リーディングアーム/4リンク
ブレーキ前 ベンチレーテッドディスク
    後 リーディングトレーディング
タイヤ 215/80R16(前後とも)
発売当時価格 293.9万円

【4】から続く

初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1996年式 トヨタ ランドクルーザーワゴン GX(全5記事)

RECOMMENDED

RELATED

RANKING