【3】彼の「彼女のカレラ」購入時の走行距離は6500kmで新車同様の状態だった|1992年式 シュトロゼック911メガ・スピードスターRS

麻宮さんのクルマもまた主人公の轟麗菜と同じくポルシェ。しかし、彼のポルシェはただものではなかったのだ

「彼女のカレラ」でおなじみの漫画家麻宮騎亜さん。ハチマルヒーロー読者の世代では「サイレントメビウス」の方がなじみ深いだろうか。そんな麻宮さんのクルマもまた主人公の轟麗菜と同じくポルシェ。しかし、彼のポルシェはただものではなかったのだ。

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最初のオーナーはスイスのディーラーで麻宮さんは2人目のオーナー。購入時の走行距離は6500kmで、ほとんど新車と変わらない状態だった。

雑誌での一目ぼれから10年の歳月を経てポルシェオーナーになった麻宮さんだったが、ただでさえ特殊なポルシェ。しかもチューニングカーであり、最初はさまざまな苦労があった。しかしポルシェを介して出会った人のおかげで、大きなトラブルもなくオーナーとして成長できたという。

そんな出会いや日々の出来事を轟麗奈という主人公に置き換え、漫画にしたのが「彼女のカレラ」。この漫画にはリアルに存在する数多くのキャラクターが登場し、彼女を助けてくれる。それは実際に麻宮さんが出会った人々であり、麻宮さんから彼らへの感謝の気持ちなのである。

「彼女のカレラ」は、正式には彼の「彼女のカレラ」であり、漫画が終了した今もその物語は続いているのである。

【画像16枚】ただでさえ特殊なポルシェ。出会った人々のお陰で大きなトラブルもない。シュトロゼックの特徴的ホイールである5ホールホイールは18インチのシュトロゼック・アエロ。サイズはフロントが9J、リアが10J。タイヤはフロントが245/40ZR18。リアが285/35ZR18となっている。サイドミラーも当然ながらシュトロゼックオリジナル


>>メーターリムがメッキになっており、パネル面はカーボンとなっている。ミッションは5速MT。もちろんエアコンなどの装備は存在しない。


>>シートはホールド性の高い当時最新のレカロを装着。オリジナルの964も形状が違うレカロ。レカロとポルシェの歴史的関係性から考えると、この組み合わせ以外は考えられない。


【1】【2】から続く


初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1992年式 シュトロゼック911メガ・スピードスターRS(全3記事)

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