【1】漫画家麻宮騎亜さんのクルマもまた主人公と同じくポルシェ。しかし、彼の1台はただものではなかった|1992年式 シュトロゼック911メガ・スピードスターRS

ヘッドランプセットはボッシュのポリエリプソイドユニットで、ハイビームユニットはホンダCR-X、サイドインジケーターはマツダMX-3から流用

       
「彼女のカレラ」でおなじみの漫画家麻宮騎亜さん。ハチマルヒーロー読者の世代では「サイレントメビウス」の方がなじみ深いだろうか。そんな麻宮さんのクルマもまた主人公の轟麗菜と同じくポルシェ。しかし、彼のポルシェはただものではなかったのだ。

【1992年式 シュトロゼック911メガ・スピードスターRS vol.1】全ての画像を見る

ポルシェには、ドイツを中心に数多くのチューナーやカスタム系ショップが存在している。チューニングやモディファイに耐えられるポテンシャルの高さがベース車両として選ばれるゆえんだろう。安全マージンの取り方やドライバーの使い勝手への追求に熱心であり、スタイルは同じでもRRへの限界、空冷の限界についてはポルシェ社内で議論され、「最新のポルシェが最高のポルシェ」と言われるように、常にユーザーを納得させる進化が成されてきた。

チューニングポルシェの中でも高い人気を誇っているのがシュトロゼック。ポルシェボディについて独特の個性をもつチューナーで、ホンダなども手がける世界的に人気のチューナー。

今回取材した車両は、シュトロゼックが93年のジュネーブ・オートサロンに出展した964カレラRSベースのシュトロゼック911メガ・スピードスターRS。

【画像16枚】チューニングポルシェの中でも人気の高いシュトロゼック。ポルシェ964カレラRSベースの62型エンジン。空冷水平対向6気筒SOHCで、排気量は3.6ℓ。最大出力は260ps/6100rpmで、最大トルクは32㎏-m/5000rpm


>>麻宮さんのクルマもまた主人公の轟麗菜と同じくポルシェ。しかし、彼のポルシェはただものではなかったのだ。


>>ステンレススチール・スポーツエグゾーストのテールパイプはφ90mm。「彼女とカレラ」のステッカーが貼られている。


>>リアウイングはGRPとカーボンケプラーのコンビネーション。80㎞/hで自動的にせり出してくる。




【2】へ続く


初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1992年式 シュトロゼック911メガ・スピードスターRS(全3記事)

RECOMMENDED

RELATED

RANKING