「40歳になったら買うクルマリストに入れていたクルマです」|心地よさを感じるガレージ【1】

自然と仲間が集まる 心地よさを感じるガレージ

       

【心地よさを感じるガレージ vol.1】

広々としたアプローチに美しいネイビーカラーの外壁。オーナーのガレージはアメリカンな風を感じる造りだ。シャッターを開けると、アプローチに温かい光がこぼれる。そして、ガレージへと誘う不思議な感覚が漂う。

ガレージはクルマを2台置いても、余裕を感じるほどのゆとりがある。センターには構造体となる強度柱が通っているが、大きく開いた開口部のおかげで、左右の空間は1つにまとまっている。ガレージ奥に見えるのは玄関ホールと人が集まるという趣味の部屋。

保管されているクルマは1982年式フェアレディZと1932年式フォードB。バイクも数台保管されているが、友人から預かっているモノも多い。友人のクルマを預かれるようにと余裕をもって造ったガレージだけに、友人の持ち物も数点収納されている。

クルマは2台とも同じようなカラーに塗られているが、フォードBはガレージができてから購入したという。

「40歳になったら買うクルマリストに入れていたクルマです。欲しかった個体が売りに出ていたので、妻に相談することなく即買いしてしまいました」

【画像33枚】リビングと見紛う木材ばりの空間は、旧車にも優しいガレージだった。ガレージの裏側に玄関。入ると左手にガレージが位置する。奥には雑誌が並ぶホビールーム。そこからの眺めがこれだ。フォードを目の前にアメリカンな雑誌を手にする。最高の時間を過ごせる


>>2階のリビングは広々としていてシンプル。南国のリゾートのような雰囲気だ。2階は奥さまのコーディネート。こだわりが随所に見られる。


>>シャッター施工時のコストを抑えるために、片側の入り口がオフセットされている。外構のフェンスはご主人自ら施工。アメリカンな仕上がりだ。





初出:ノスタルジックヒーロー 2019年 6月号 Vol.193

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


心地よさを感じるガレージ(全3記事)

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【2】に続く

Keishi Watanabe/渡辺圭史 photo:Ryota Sato/佐藤亮太 Illust: Masaki Takanashi/高梨真樹

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