まるでEV版スーパーシルエット!? 日産がEVスーパーカー「ニッサン ハイパーフォース」を世界初公開【Japan Mobility Show 2023】

       
2023年10月26日(木)に開幕するJapan Mobility Show 2023のプレスカンファレンスにて、日産はEVコンセプトカーシリーズの第5弾として「ニッサン ハイパーフォース」を世界初公開した。

ニッサン ハイパーフォースは、最適な重量バランスで搭載した全固体電池(ASSB)と高出力モーターによって最大出力1000kWを発生。
高強度カーボンを活用した軽量化車体により、圧倒的な加速力を発揮する。
強力なダウンフォースを生み出す空力設計、進化した電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」などの採用により、サーキットやワインディングロードで今までにないコーナリング性能と卓越した操作性を実現するとしている。

【画像18枚】次世代のGT-R? 日産が世界初公開したコンセプトカー「ニッサン ハイパーフォース」

NISMOレーシングチームと共同開発した空力設計は強力なダウンフォースを生み出すとされ、フロントボンネット下に2段に分かれた空力構造を採用することで、強力なダウンフォースと、高い冷却性能を両立。
フロントカナード、フロントフェンダーフリップ、リヤウイング両端に採用した独自のアクティブエアロ機能を備えており、プロモーション映像ではそれぞれ可動する様子が見られた。

これらに加え、新開発のプラズマアクチュエーターを装備。空気の剥離を抑えることにより、コーナリング時の内輪のリフトを最大限抑えながらグリップ力を最大化。カーボンホイールも独特の立体的なデザインとなっており、空力とブレーキ冷却性能を向上させている。


ボディサイドにはゴールドで「1000kW ASSB ADVANCED E-4ORCE」と書かれており、DR30スカイラインRSなどに書かれた「DOHC」や「TURBO」といった文字を継承しているようだ。
また、ボンネット下の空力構造は往年のスーパーシルエットで採用された大型フロントスポイラーを想起させる。

それだけでなく、リアのコンビネーションランプにはR34以降のGT-Rと共通の大きさの異なる丸型4灯のデザインが採用されており、各部に日産のハイパフォーマンスカーのデザインDNAが織り込まれている。


日産自動車 社長兼CEOの内田 誠氏のコメント

「今回発表した『ニッサン ハイパーフォース』をはじめとする5台のコンセプトカーは、創立時から受け継ぐ「他のやらぬことをやる」という精神を体現し、日産が目指す未来を象徴しています。日産はモビリティの枠を超えたEVのイノベーションを推進し、お客さまの夢や情熱に決して妥協することなく、よりクリーンで安全でインクルーシブな世界を実現することを目指しています。私たちはこれからも、すべての人がワクワクするモビリティで楽しむことができる未来を、イノベーションの力で皆さんとともに創造していきます」

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