初期と最終には存在しなかった色も! DR30は何色あったのか?【2】1984年式 日産 スカイライン HT 2000 ターボ インタークーラーRS-X

リア左エンドに装着される車名バッチ

       
【 1984年式 日産 スカイライン HT 2000 ターボ インタークーラーRS-X Vol.2】

【1】から続く

 ところで、DR30にはボディカラーが何色用意され、どのようなラインナップだったのだろうか。カタログにはボディカラー一覧の掲載がなく、写真はメインカラーとなる3色程度が使われているだけなので、正確なラインナップを知ることはできない。ある資料によると、1981年にDR30がデビューした当初は、ホワイト(カラーコード002)、シルバー(006)、レッド(013)、ガングレー(028)、ブラック(826)の単色5色と、レッド×ガングレー(2トーンコード059)、ガングレー×ブラック(060)の2トーン2色で計7色が設定されていた。また、1984年の最終型では、前述の単色5色にダークブルー(111)、ロイヤルシルバー(21 0)が追加になり、全9色だったようだ。勘のいい読者の方なら気付いているだろうが、ここに挙げたなかにレッド×ブラック(276)がない。つまり、一番人気の2トーンカラーはシリーズ途中で設定されたもので、初期と最終には存在しなかったのだ。

>> 【画像31枚】新たに貼ったボディサイドのデカールなど。純正ブラックはレッド2トーンのボディ下部のブラックと同色で、少しブルーが入っている




>> バンパー左下に開いたダクトがターボ・インタークーラーRS系、通称「ターボC」の証。インタークーラーはアルミ合金製で、コアサイズは縦187mm×横200mm×厚さ50mm、重量2.8kgとコンパクト。






>> 上級グレードのRS-Xはブロンズガラスやパワーウインドー、ASCD(オートスピードコントロール)などを装備した豪華仕様。このエンブレムは新品部品となる。


1984年式 日産 スカイライン HT 2000 ターボ インタークーラーRS-X(DR30)


SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4620×1675×1360
ホイールベース(mm)  2615
トレッド前/後(mm) 1420 / 1410
車両重量(kg)  1245
エンジン型式  FJ20ET型
エンジン種類 直列4気筒DOHCターボ
総排気量(cc) 1990
ボア×ストローク(mm) 89.0×80.0
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps / rpm) 205 / 6400
最大トルク(kg-m / rpm) 25.0 / 4400
変速比 1速 3.321 / 2速 1.902 / 3速 1.308 / 4速 1.000 / 5速 0.838 / 後退 3.382
最終減速比 3.900
ステアリング ボールナット
サスペンション前/後 ストラット / セミトレーリングアーム
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク / ディスク
タイヤ 205 / 60R15(前後とも)
発売当時価格 287.9万円


【3】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2016年 7月号 vol.36
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1984年式 日産 スカイライン HT 2000 ターボ インタークーラーRS-X(全4記事)

関連記事:ターボ車クロニクル

関連記事:ターボ

関連記事:スカイライン


【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

RECOMMENDED

RELATED

RANKING