「本当に希少なブラックですから」新車時からガレージ保管で、走行距離は8万5000km【3】1984年式 日産 スカイライン HT 2000 ターボ インタークーラーRS-X

リアタイヤが若干フェンダーにかかる程度に車高調でローダウン。美しいツライチに仕上げている

       
【 1984年式 日産 スカイライン HT 2000 ターボ インタークーラーRS-X Vol.3】

【2】から続く

 この希少なブラックDR30は、新車時からガレージ保管で、走行距離は8万5000kmというプロフィール。そんな極上レベルの個体をベースにユーティリタスが仕上げているのだから、クオリティーの高さは間違いない。今回、ノスタルジック2デイズと撮影のために、内外装やエンジンルーム内、足回りなどに貴重な新品パーツをふんだんに使っている。その詳細と内容、そして美しい仕上がりは写真で見てもらいたいが、そこからも池谷さんの熱意が十分に伝わってくる。「本当に希少なブラックですからね。いつも以上に気合いが入りました。また見つかる保証はありませんから、愛情を込めて仕上げました」とのこと。ちなみに、この個体はユーティリタスの販売車両でもあるので、気になる人は早めに問い合わせることをオススメする。


>> 【画像31枚】前後ともにスターロードのグロースターとなるアルミホイールなど。サイズは9J×15インチ。とくにリアの深リムには注目だ。ボディカラー同様、ホイールも色にこだわり、ブラックにブロンズのリムはボディカラーおよびサイドデカールとコーディネート



>> 右に回転計、左に速度計を配置したスカイライン伝統の水平指針のアナログメーター。





>> エアコンはオプション設定。この個体の空調ノブは新品部品に交換されている。オーディオもすべて純正品で、RS-Xはダイバーシティ付きAM・FMラジオが標準。カセットはオプション。





>> 室内はすべてバラしてクリーニングされているが、シートは前後ともに汚れや破れが一切なく、もともとのコンディションが良かったそうだ。




1984年式 日産 スカイライン HT 2000 ターボ インタークーラーRS-X(DR30)


SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4620×1675×1360
ホイールベース(mm)  2615
トレッド前/後(mm) 1420 / 1410
車両重量(kg)  1245
エンジン型式  FJ20ET型
エンジン種類 直列4気筒DOHCターボ
総排気量(cc) 1990
ボア×ストローク(mm) 89.0×80.0
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps / rpm) 205 / 6400
最大トルク(kg-m / rpm) 25.0 / 4400
変速比 1速 3.321 / 2速 1.902 / 3速 1.308 / 4速 1.000 / 5速 0.838 / 後退 3.382
最終減速比 3.900
ステアリング ボールナット
サスペンション前/後 ストラット / セミトレーリングアーム
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク / ディスク
タイヤ 205 / 60R15(前後とも)
発売当時価格 287.9万円


【4】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2016年 7月号 vol.36
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1984年式 日産 スカイライン HT 2000 ターボ インタークーラーRS-X(全4記事)

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【1】【2】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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