つい半年前まで、納屋の中で眠っていた1台のチェリーは希少な初期型モデルだった|エンドレスが挑む もう一度走りたかったチェリー【1】

Nosweb 編集部 |2023/11/01 11:55 Facebook Twitter LINE 納屋の中で見つかった1台のチェリー。 走ることへの意欲を感じさせながらも、 長らく眠っていたボディが路上復帰を拒んだ

       

ガレージで見つかった1台のチェリー。走ることへの意欲を感じさせながらも、長らく眠っていたボディが路上復帰を拒んだ。そこでエンドレスがチームを組み、新たなプロジェクトをスタートさせたのだった。

【エンドレスが挑む もう一度走りたかったチェリーX-1R vol.1】

 2019年、東京オートサロン、ノスタルジック2デイズ、2つの会場でお披露目されたチェリー。たくさんの来場者がクルマを取り囲むように集まっていた。身近に存在していたクルマだけに懐かしさを感じている人も多かったようだ。

 パールホワイトに輝くボディ、真っ赤なカーペットのインテリア。ひと目でエンドレスのレストア車両であることが分かる仕上がり。いつもどおりの美しさに目を奪われるが、ここまでの道のりもいつもどおり険しかった。

 この車両はつい半年前までは、ガレージでひっそり眠っていたという。とあるガレージにあった赤いチェリー。タイヤこそ空気が抜けて、少し車高が低くなっていたが、つい先日まで近所を走り回っていたような佇まいだった。エンジンは不動だったが、室内保管ということもあって、程度はいい。しかも、オーバーフェンダーを見ると5穴タイプ。希少な初期型モデルだった。

【画像20枚】東京オートサロンとノスタルジック2デイズの2会場で披露されたチェリー。エンドレスの花里社長のもとには希少なクルマが集まってくるようだ。街中を走っても不安のないレストアを心がけ、数多くのレストア車両を生んでいる



>>リアスポイラーはチェリーを知り尽くした竹口自動車オリジナルのパーツ。リアコンビネーションランプが特徴的で、リアビューが人気のモデル。


>>ホイールはエンケイのall one。1974年に発売されたリメイクモデル。オリジナル塗装が施され、濃紺で仕上げられた。




初出:ノスタルジックヒーロー 2019年 6月号 Vol.193

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


エンドレスが挑む もう一度走りたかったチェリー(全3記事)


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text:Keishi Watanabe/渡辺圭史 photo:Isao Yatsui/谷井 功

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