【1950年代から1980年代まで】自動車デザイン史に足跡を残す名車の登場と、いすゞ独自のスタイル|いすゞ車両の殿堂【2】

いすゞ車両の殿堂

1916年の創業当初からトラック分野で成功を納め、50年代からは乗用車市場に参入したいすゞ。117クーペなど数多くの名作を輩出した栄光の歴史を乗用車に絞って見ていこう。

【イーネ! いすゞ車両の殿堂 vol.2】

 68年には、言わずと知れた117クーペが登場する。自動車デザイン史に大きな足跡を残したヨーロピアンスタイルは今でも人気が高く、とくに初代に見られるハンドメイドモデルはその希少性の高さからマニアの間では垂ぜんの的となっている。

 その後も74年にGM社と提携してジェミニを発売し、80年代にはピアッツァなどをリリース。いずれも同社らしい独自のスタイルを貫き、国内の自動車産業が一番盛り上がった時期を支えた。残念ながら93年に乗用車分野からは撤退したが、記憶に残る数々の名車は今でも多くのファンを抱えている。

【画像10枚】いすゞが乗用車市場に本格進出した1950年代からの歴史を振り返る

photo:Ryota Sato/佐藤亮太

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