日産が国産メーカー初のメインフューチャーで伝説のマシンが集結! 240Zはもちろん、ポール・ニューマンのZ32、IMSAを走った240SX(VG30型搭載)も|ロレックス・モントレー・モータースポーツ・リユニオン2018

赤・白・青のトリコロールカラーが映える

       
8月23日から26日までの4日間にわたって開催されたロレックス・モントレー・モータースポーツ・リユニオン。2018年は日産が史上初めて日本車メーカーとしてメインフィーチャーされ、アメリカ中のダットサン・フリークが大集結した!

【イベント振り返り2018 JAPANESE CLASSICS in USA ロレックス・モントレー・モータースポーツ・リユニオン2018】

 毎年8月にアメリカ・カリフォルニア州のウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで開催される「ロレックス・モントレー・モータースポーツ・リユニオン」。1974年に初開催された格式高いヒストリック・カー・レースだ。

 自動車の黎明期に発明された博物館クラスのレーシングカーが集まる一方、例年ひとつのメーカーや車種をフィーチャーし、エントラントを集めるのが恒例となっている。これまではアルファロメオ、ポルシェ、ジャガー、シェルビー、コルベットなど、地元アメリカや欧州の伝統あるブランドが取り上げられてきた。

 そして2018は、なんと日本のメーカーとして初めて日産がフィーチャー(Featured marques)され、国内外の日産&ダットサンファンは狂喜乱舞! 日本車の歴史的価値がモントレーにも認められたということで、レジェンドから草の根のプライベーターまで数多くのダットサン愛好家が集結した。

 レースは年代やカテゴリーによって細かくクラス分けされ、もちろん日産以外のメーカー車両や往年のF1マシンなども出走。日産車の多くは、61〜66年の2.5L以下のGTカー(主に240Zや510)、73〜82年のFIA/IMSA系GTカー(主に240Zや300ZX)、81〜91年のIMSA/Trans Am(主に300Zや240SX)の3クラスに登場した。

 名物のコークスクリューで知られるラグナ・セカを歴代のダットサン&日産車が疾走する勇姿は、まさにBREやボブ・シャープの時代が現代によみがえったかのよう。その光景は多くのファンに一生の思い出として刻み込まれたに違いない

【画像29枚】SCCAを6度制覇した、ボブ・シャープが2番目に製作した240Z、シャシー番号HLS30-05836も登場!


>>二人のスーパー・レジェンドもモントレーを満喫! 左がBRE(ブロック・レーシング・エンタープライズ)の創始者であり、今なお現役でBREをけん引するピート・ブロックさん。右がBREをチャンピオン・チームへと導いたレーシングドライバーのジョン・モートンさん。


>>68年式ダットサン2000ロードスターに、ロータスとアルファロメオが迫る!


>>ダットサン510のほかにポルシェ911、BMW2002などが争ったグループ3B。




初出:ノスタルジックヒーロー 2018年 12月号 Vol.190

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


JAPANESE CLASSICS in USA ロレックス・モントレー・モータースポーツ・リユニオン2018(全1記事)


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