「Z-CAR」のほか「HAKOSUKA」も! サンフランシスコ モントレーの地で輝く日本旧車たち|ペブルビーチ・コンクールデレガンス

今では「HAKOSUKA」の名前が、すっかり定着しているC10スカイライン。なかでもGT-Rの人気は別格。日産のミュージアムから貸し出された1台

       
サンフランシスコ近郊のモントレー地区で開催される「モントレー・カーウィーク」。2018年は、さまざまなイベントで日本車が注目を集める年となった。そこで、世界中から名車が集うコンテスト「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」の様子と、注目を集めた日本車たちを紹介しよう。

【イベント振り返り2018 JAPANESE CLASSICS in USA ペブルビーチ・コンクール・デレガンス】

 モントレーとは、サンフランシコから南にクルマで2時間ほど走った風光明媚な半島(湾)のことで、この地区には、ペブルビーチ・ゴルフリンクスなどの名門ゴルフコースや高級リゾートホテル、そしてラグナセカ・サーキットなどが点在している。

 そして、8月後半の1週間、このモントレー半島の各所でジャンルを問わず大小さまざまなイベントが開催され、街(というにはかなり広いエリアだが)中がカーイベント一色に染まる。それが「モントレー・カーウィーク」なのだ。

 それは、例えば名門ゴルフコースのペブルビーチ・ゴルフリンクスでは、18番ホールにクラシックカーを並べた「コンクール・デレガンス」が開催され、クエイル・ロッジ&ゴルフコースでは、「クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」というカーショーを開催。

 さらに付近の高級ホテルでは、RMサザビーズやグッディング&カンパニーのオークションが開催され、ベントレーや、アストンマーチンなどの高級車ブランドが顧客を招いたパーティーを催し、ラグナセカではクラシックカーレースイベントが開催されるといった具合だ。

 さて、そんな2018年のモントレー・カーウィークの1つのハイライトが日本車だった。ペブルビーチでは、インフィニティプレゼンツによる日本旧車展が催され、目の肥えた世界のクラシックカー愛好家やコレクターが、日本旧車に注目した。またクエイルでもラグナ・セカからランニングインしてきた日産車が視線を釘付けにした。

 2018年の夏、風光明媚なモントレーの地で、トヨタ2000GTや童夢零、スカイラインをはじめとした日本旧車が、誇り高く輝いていた。

【画像23枚】名門ゴルフコースで開催されたイベントの中で、日本旧車たちが存在感を放っていた。Z-CARの名で親しまれているS30Z(フェアレディZ)のほか、ダットサン510(ブルーバード)も会場内で確認。会場でひときわ輝いていたのTN-Ⅲ。右ハンドルできれいにレストアされた一台。多くの来場者が足を止めて覗き込んでいた


>>会場は名門ゴルフコースのペブルビーチ・ゴルフリンクスの18番ホール。表彰式を待つアワード受賞車両。


>>国産車で初めて「GTR」の名を冠したベレット1600GTR、ジウジアーロがデザインを手がけた117クーペ、日産初のFF車となるチェリーX-1・R(右から)が並ぶ。



>> ベスト・オブ・ショーに輝いたのは37年式アルファロメオ8C2900Bトゥーリング・ベルリネッタ。トゥーリングの手による流麗なボディが美しい。


初出:ノスタルジックヒーロー 2018年 12月号 Vol.190

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)


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