KATANA【3】GS650Gから数えて、鳩村第三の相棒、カタナR|GSX1100X KATANA & GSX1100 KATANA R|総力取材!! 西部警察車両

GSX1100 KATANA R

【2】から続く

本誌ではこれまで幾度となく大ヒットテレビドラマ「西部警察」を取り上げてきた。 しかし、紹介してきたクルマたちは熱心なファンが作り上げたレプリカ車両(それはスゴイことだが)。 今回は満を持してドラマで使用された本物の車両が登場。石原裕次郎記念館の全面協力で細部までお見せする。

【小樽石原裕次郎記念館所蔵車両完全収録 総力取材!! 西部警察車両  GSX1100X KATANA & GSX1100 KATANA R Vol.3】

 このように鳩村の分身とも言えるカタナだったが、犯人追跡中に転倒して大破してしまう。そこで新しい相棒となったのがカタナRだ。パートⅢ第60話で登場したカタナRは、鳩村が出場する耐久レースに使用するマシンを警察車両に改造したという設定。ホイールやフレームからカタナベースということがわかるが、その面影は極めて少なく、カフェレーサー風のフルカウルやシングルシートが特徴。これは、舘ひろしが好きだったドゥカティやビモータといったバイクのデザインが取り入れられたものだ。そして、外観のカスタムも見ものだが、最高出力170ps、最高速度270km/h、ゼロヨン加速10.7秒というスペックにもファンは心を躍らせたものだ。

 ちなみにカタナRが登場したのは非常に少なく、後半10話分のみ。しかしその強烈なキャラクターにより、ファンの心をわしづかみにしたのである。


>> 【画像14枚】リアカウルを取り外してテールランプを交換したことで、ノーマルのカタナとはひと味違う印象を与えるリアビューなど



>> 中央にタコ、左にスピード、右に水温の各メーターを配置。ちなみにスピードメーターは、ホンダNSR50の社外品を流用したようだ。





>> チューンナップにより最高出力は170psまで高められたエンジン。ミクニ製キャブには、純正エアクリーナーではなくパワーフィルターが装着されている。






>> マフラーはカタナと同じアウトバーン社製だが、こちらは当時としては珍しかったカーボンサイレンサー仕様だ。



初出:ハチマルヒーロー 2016年 9月号 vol.37
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

GSX1100X KATANA & GSX1100 KATANA R(全3記事)

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【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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